ボンジュール･ド･パリ

本家イギリスの｢ポップ・アイドル｣のフランス版、NOUVELLE STAR （ヌーヴェル・スター）。

この前進に｢POPSTAR｣というのがあって、１年に１回のこの番組はほんとに真剣に見ていました。

だいたい私は、オーディション番組というのが好きなんです。
ばからしい・・・と思いながら、モーニング娘。誕生のきっかけになった、シャ乱Ｑオーディションもずっと見てたし、その後のモーニング娘。追加メンバーオーディションもこちらに来る前まで見てました（恥）。

｢POPSTAR｣１回目は女性の歌って踊れるグループを作るということが目的。
残ったのは５人で、番組のチャンネルがＭ６なので、グループ名は｢Ｌ５｣となりました。
ずいぶん田舎臭い子ばっかりだったんですが・・・今はこんな感じでかろうじてやってるみたいです。



その後見たのは女性と男性混合グループを目標のオーディションでした。
このとき歌はものすごくうまいのにダンスが極端にできないっていう女の子がいて・・・。
いよいよダンスが重視されてきた頃に、オーディションに落ちちゃいました。
かわいそうだなって思ってたら、審査員の中に彼女の声に惚れ込んだ人がいて、別途デビュー。

この人が一躍歌姫の仲間入りを果たしたシメーヌ・バディでした。



ちなみにこのオーディションに勝ち抜いた男女４人組。
デビューコンサートに人が集まらず、コンサート延期に次いで解散したそうです。

人生ってほんとわかりませんよね。
モーニング娘。だってオーディションに落ちた人の寄せ集めだったのに、勝ち抜いた人よりはるかに売れちゃったし｡

その後、男女に分かれてオーディションを行い、最後は男性グループ１つ、女性グループ１つを作って双方が戦って勝者を決めるなんてのもありましたが、これはあんまり真剣に見てません。勝者だって、いまどうしていることか・・・。

そして｢NOUVELLE STAR｣が始まったわけですが、前の｢POPSTAR｣が最後の方、全然つまらなくなってしまっていたので、初めの２年は見ませんでした。

それが、去年から復活。
見始めたらやっぱり面白くって・・・。

ルールも｢POPSTAR｣は最後まで審査員の審査で決まっていたのが、今度は本家｢ポップ・アイドル｣と同じである程度の人数になった時点で視聴者審査になります。

去年はこれで審査員が大爆発。
せっかくそれまで丁寧に審査してきたのに、急に彼らはただのご意見番扱いで審査機能がなくなったのですから。
視聴者は顔で選んじゃったりもしますしね・・・。

今年はこれが改善されて、次のステップに進む人のうち１人は審査員が決定することになりました。

この審査員がまたいいメンバーで・・・。
オーディション参加者には面と向かってものすごいキツイことを言っちゃったりするのですが、これがまた見ているほうには痛快です。

審査員の４人。

左から２番目はマニュ・カチェ。スティングのサポートメンバーでもあったドラマーです。この人が超厳しい・・・。
左から３番目の女性は、去年オペラ座近くで目撃。いつも大ぶりのアクセサリーをつけていますが、このときもこの人が好きそうなアクセサリー店であれやこれやと試しておられました。


審査は厳正で、視聴者投票の結果はわざわざ公証人が持ってくるほど。

・・・なんですが、視聴者投票第1回目で選ばれた９人＋審査員が選んだ１人の審査が番組終了後に無効になってしまいました。
なんでも新しいシステムを導入したとかで、そこにバグがあったらしいんですね・・・。

よって審査は最初からやり直し。

当然最初は選ばれていた人が２回目で落ちたりということもあって・・・。これで人生変わっちゃったりってこともありますよね。先週は調子良かったのに今週は調子がイマイチってこともあるだろうし。ま、逆のパターンもあったんですけどね。

新システムが開発された時って実施前に当然テストを何度も繰り返すと思っていましたが、実際はそうでもないようなことをあるエンジニアの人に聞きました。この人によると、昨年、全国の学校の生徒の連絡網を新システムを使ってろくなテストなしに登録開始したのはいいがバグがあって、生徒と親の名前が３行くらいずれちゃってるとか。これ、修正しようと思ったら全国規模なので大変な作業だそうです。

そういや、去年うちの学校でも新学期登録がコンピューター化されたんですが、あまりうまく行ったとは言えませんでしたね・・・。
新学期が始まってだいぶ経つのに、いまだにちゃんと登録されていないという人が山ほどいたし、ある授業なんか生徒は皆そろっているのに先生が来なくて、おかしいなと思っていたら事務の人が来て｢今日は休講｣だとのこと。
後で聞いたら、これもコンピューター登録上は登録生徒数がゼロになっていて授業ができなかったのだとか。

テストもロクにしないなんて・・・。こんなのアリなんですね。
さすがフランス！？

ちょっと話はずれましたが、こうしてオーディション番組、毎週授業から飛んで帰って見ています。

しかし、歌のうまい人っているんですねぇ。
これまで何度もオーディションがあったのに、何度やってもその都度新しい、しかも歌がやたらうまい人が現れるんですから、不思議です。

さて明日はそのNOUVELLE STARの日。
明日は誰が残るのか？

番組の最後は勝者と敗者が涙ながらに抱き合って、すごく暗い終わり方。これもなんだかよい感じです。


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