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カテゴリ:ボンのこと(アスペルガー)
9時半の予約。ボンを学校に送ってからの出発じゃ間に合わないので、オットがボンバブを登校園させてくれました。
前日からオットが送ってくれると分かっていたので、ギリギリまで寝ることができました^^ 一か月に一度しか行かないのでなかなか道を覚えられなかったのですが、薬事法が変わって以来二週間に一度行くようになったので、大学病院までの道のりも頭に入ってきました^^ 大学病院通いも3年目となりました。 4月からは新薬(コンサータ)のことばかりを話していました。副作用とか量があっているかどうか。リタリンは以前は15ミリでしたが、数時間で切れます。今回のコンサータは18ミリで12時間なので、以前より薬が増えているようで実際には、効き目が薄まっていることになります。そのあたり「どうですか?」というような話しでした。 長時間安定して効く、以前のように強烈な薬効ではなく、マイルドなところが利点だと思いますと伝えました。「効き目が薄い」とおっしゃる保護者の方もいますが、私はこちらのほうが自然でいいです。チックがなくなったのが本当にうれしいです。ボンはもともとチックのない子だったのですが、リタリンを飲むとチックがでていたので痛々しかったのです。 新学期から運動会までの武勇伝(笑)を一通り話しました。 一年生の頃より、それでも成長してます。一年生の頃は教室に入るなり、机を蹴り倒す、椅子を投げる、かみつく、ひっかく、などなど、毎日毎時間、日常茶飯事でしたが、今はそんなことは全くありません。(幼稚園時代はここまでひどくありませんでした。転居、転園、進学、環境の変化が大きかったのかもしれません) ですが、成長に伴い、被害妄想がひどくなってきています。先日の虫が目に飛び込んだのを、誰かににやられたと思い込むのも、被害妄想です。 これはアスペの子の成長のあかし(?)年齢が上がるとよくあることだそうです。 この妄想は「こだわり」からきているとのことです。 被害的な意識、考えが、ひどくなってくると、攻撃性も高まりますが、何より「ひきこもり」になる確率が高くなるのだそうです。 M教授的には予想通りの(?)成長を遂げているという感じでしょうか(笑) 療育本にもそういったことが書かれていたので、まさに「教科書通りのアスペだな」というEせんせの言葉も思い出してしまいました^^; この「こだわり」を軽くするお薬が処方されました。 初診のときにも「衝動性の薬」か「こだわりの薬」どちらにするか聞かれましたが、最終的にはどちらも飲むのね・・・?と・・・^^; (あのときは梅ヶ丘病院に入院という話もあったっけ・・・・・・) だったら最初からどちらも出してくれれば、ここまでトラブルを起こさなかったかも?と思ったり・・ けど、薬嫌いな私に合わせて、M教授なりに段階を踏んでくれたのだろうなぁ・・・と納得したり(笑) こだわりを軽くする薬の名前は「リスパダール」 精神安定剤のようです。リタリン、コンサータは、第一種向精神薬ですが、リスパダールはどうなんでしょう?(後で調べよう) 興奮、不安感を抑える薬、ほかの医療機関に行く時には必ずこの薬を服用していることを伝えましょうとのことでした。 副作用は「眠気」 ・・・・・・・^^; ^^; コンサータの副作用が不眠だから・・・何と言いましょうか・・・夜眠れるようになるからよかったのかな?ただし、飲み始めは効きすぎて、朝起きられない事態も発生するとのことでした。 申し訳ないのだけど、私も仕事に遅刻できないので、リスパダールをまだ飲ませていません。土日でちょっと試してみないと、怖くて飲ませられません。ので、週末から飲ませようと思います。 前述のように一年生の頃より落ち着いているにも関わらず、薬が増えています。が、問題行動の種類が変わってきたのだから、悲観しないようにします。 「一定の成長は見られますが、関わる相手、関わる場所が変わると、また振り出しに戻ります。これは生涯続くのでしょうか?」と質問すると 「初めてのことが苦手。というのは生涯続きます。でも、かならずゼロにもどってしまうわけではないです。経験したことから本人なりにどうしたらいいのか模索する年代もやってきます。そのためにも、本人に自分の特性を知らせることが必要になってきます」とのことでした。 トラブルを起こした相手への対応なども教えてもらいました。ただ謝るだけではなくて、ボンの特性を知ってもらうよう話をすることができるように・・・がんばって。と言われました。 「で、ボン君はトラブルの相手のこと、どう思ってるの?」 (一度マイナスイメージを持った相手に、執拗な報復をしていないか?という意味の質問) 「それが・・・人間の顔が全部同じに見えるのだそうで・・・次回あったときにも、もう誰だか覚えていないのです。ですので、トラブルの相手は不特定で、多数で、次々と増えてしまいます。名前も顔もわからないのですから、防ぎようもありません」 と答えると 「ボンくんもなのか・・・・そうですか・・・!いつ頃から「顔が同じに見える」と言うようになりましたか?」 「1年生の1学期からです。ドッチボールがきっかけでパニックになり、私が「幼稚園の時はどうしてたの?」と聞いたら「帽子の色が違ったから・・」と言っていました」 うんうんと頷きながら「そうなんですよ・・・・こうやって、とっても努力して生きているんですよ」とM教授。 「他のお子さんでは私の耳を見て、私だと認識しているお子さんがいます。ボン君はどんな感じですか?」 「髪の毛です・・・^^;それと小さな子(弟バブ)を連れいるかどうかをセットでだそうです」 「あのね、お母さん。うちの院生(大学院生)でね、この研究をしている子がいるんですよ。どうでしょう?研究に一緒に参加されませんか?顔の識別ができるようになるかどうかはともかく、どの程度は識別できるのか?をパソコンで調べてみたり、顔はダメでも声は識別できるのか?とか、一緒にやってみませんか?」 もちろん「ハイ」と言いましたよ。 「どこで話しても、自閉症に多いんだよね・・・で済まされてきました。3年目にしてやっと、ここでひっかかった!という感じです」と超失礼なことを言っちゃったんですが、M教授はにっこり頷いてくれました。(私もあきらめきっていて、この話を今までM教授にしてなかったの。もっと早くにしておけばよかった) 遠方から二週間に一度の通院は大変だろうということで、来月から千葉県内の医大に行くことが決まりかけていましたが、まだまだM教授の大学病院に通います!(でも、たぶん千葉県内の医大に月一、今までの大学病院に月一とか、かけもちになります。やっぱりM教授の大学は遠いです。処方箋のためになら県内の医大のほうが便利です) 顔の識別の研究は病院ではなく、大学院の建物でしているそうで、通院とは別に始ります。院生さんがやる気なら、自宅に電話がかかってくることになっています。どうか、かかってきますように。(地図見て調べなきゃ☆^^) 大学病院3年目、大きな収穫でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年06月05日 23時35分42秒
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