香港からBonjour♪

2007/12/19(水)14:13

2回目の結婚記念日 

→続き ●夫と初めて逢ったときの記憶。 一目見てなぜか心が落ち着いた。 ホテルのラウンジで席に通されるまで、待つ間はちょっと緊張した。 彼を見る。 彼は安心した表情で微笑みながら軽く「ふぅ~」と言っていた。 第一関門は突破したのだろうか?彼の心情はわからない。 彼はいつも冷静だ。(そしてその後もいつも冷静だと知る) 席に座り、お互いのこれまでのことを紹介しあった。 ダメならはじめからダメが良い。 私はここぞという場面では、自分の意見をはっきりと言う。 私は素の自分をさらけ出して、相手にも相性が合うかを判断してもらいたかった。 そして彼からもいっぱい聞き出し、話してもらった。 (子供の頃の話、両親の事、尊敬する人、好きなこと、やりたいこと‥ その他、心の中で用意しておいたチェックリストは全てこなした) 場所も変えて、気づいたら初めて逢ってから8時間!経っていた。 彼が言う。 「僕は将来海外で働きたいと思っています。もしそうなったら一緒に来ることを望みますか?」 私「はい。欧米の影響を受けて今の私があると思います。 英語も少しならわかりますし、問題ないかと思います。」 ●ここまで確認できたら、あとは自分たちで帰って考えるだけだ。 材料はすべて揃った。 私にとって彼は、私がもし男性なら、 こんな人生を歩みたかった!と思えるような人だった。 そして、帰るやいなや彼から電話が鳴る。 「今日は楽しかったです♪ありがとうございました♪♪」と私が伝える。 2回目のデートをしたいと彼はいう。 そして2回目のデートでプロポーズされる。 ご縁があるとはこういうことか。 その後の私たちは、ベースの確認(価値観の共有)ができているせいか、 急ぐ理由もなかったのだが、自然と TVG(テーベージェー、フランスの新幹線) のように 高速で突っ走ることとなる。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ●7ヶ月後、初めて逢ったホテルで結婚式をあげた ↓ 家を買った(だいぶ経ってカーテン!も) ↓ 彼が海外勤務できる可能性のある会社に転職した ↓(転職活動も相談しながら手伝った) 休日の半分は、新しい仕事の為に必要な勉強にあてた ↓ 難関の試験を1回で合格し、会社で講師も頼まれた ↓ 英国に出張を要請された ↓ 英国駐在を予感した ↓ でもなぜか、、、 香港駐在の辞令がでた。。。。(苦笑) そして今、私たちは結婚して2回目のお祝いに 同じホテルで食事をしている。 海外勤務は夫が自費でアメリカの大学院を卒業してから、 ずっと狙ってきた目標。実は険しい道のりだった。 ●「いいな~海外駐在♪」と友人が言う。 これまで犠牲にしてきたものを考えると、 行けてしかるべきだし、行くからには成果を上げなければならない。 彼は真剣だ。 妻としては何ができるか。まずは健康を維持することだろうか。 これからできることを考えなければ! ●私がなぜ彼を好きか?(誰も聞いていないが)←笑 それは努力家で、一緒に笑えて、楽しいからだ。 そして未来を一緒に創るのが共通の趣味だからだ。 私たちが良い家庭を築いているか? それはわからない。 でもお互い、良い家庭を築いていこうとしている。 私はそれだけで十分だと思っている。 「結婚とは何か?それはコミットメントだ。」 と言っていたある人の言葉を思いだす。 来年の結婚記念日はどういう私たちになっているかな? そして早くも視点を、 香港から日本へ帰国する場面に移す。 その時に後悔しない行動をこれからしていこう! 「このチャンスで一回り大きくなって帰って来たい。」 と彼が呟き、しめやかに2回目の結婚記念日の夜は幕を閉じた。 ~初めの気持ちを忘れないよう、未来の自分に捧ぐ~ ・・・・Merci beaucoup・・・・・

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