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猫の慢性腎不全における食事療法の理論と実践

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2008年04月02日
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カテゴリ:慢性腎不全
実務において、私に主導権があるのだったらこのようにして腎不全における低タンパク質食事療法を進めたい、というモデルを以下に記します。(人間の場合です)

(1)検査データより腎機能低下が認められた時点でまずはタンパク質を0.9g/kg/日にして、2週間後にもう一度採血をする。熱量は30kcal/日を基準にする。

(2)2週間後の検査データで腎機能が改善されていれば0.9g/kg/日を継続。不変、あるいは悪化していれば0.7g/kg/日に変更。熱量は維持。人間の場合だとタンパク質0.9g/kg/日だと通常食品だけで組み立て可能だが、0.7g/kg/日になるとタンパク質を少なく調製した特殊食品を使用せざるを得なくなる。特殊食品は「タンパク質含有量を減らす」事を第一の目的とした食品なので味は二の次。そのため患者さんにその特殊食品を使う必要性を理解してもらうためにベッドサイドで頻回(必要性について)話をする。体重の変化も確認する。変化無ければ一番よし。減っていれば熱量不足が考えられるので熱量アップすることもある。体重が増えていれば(A)浮腫(むくみ)を疑い塩分制限を強めるか、あるいは(B)熱量オーバーかもしれないので食事内容の変更(熱量ダウン)を検討する。(他いろいろ考えつくことはあるが割愛)

(3)0.7g/kg/日にタンパク質量を落としてからさらに2週間後に再度採血。検査データ次第では0.5g/kg/日にタンパク質を減らす。このレベルになるとさらに特殊食品の種類と量が増える。

(4)さらに2週間後、それでも腎機能が悪化するようであれば患者さん本人と主治医とよくよく相談し、0.3g/kg/日までタンパク質摂取量を落とすかもしれない。(ここまでは実際にやったことが無いです。でもこのレベルを実行し、効果を挙げたという発表は聞いたことがあります)。


0.9gか、0.7gか、0.5gか、あるいは0.3g/kg/日まで減らさないと効果が無いのか、どのレベルまで減らせば低タンパク質療法の効果があるのか(=腎機能の低下を防げるのか)は、その人それぞれです。

おそらく猫もそうなんだと思います。

まずはタンパク質を減らしてみてください。
2週間後、あるいは1ヵ月後の採血で改善が見られなかったら、さらにもう少し減らしてください。
その繰り返しです。

熱量は減らさない、あるいはかえって増やすことをお忘れなくお願いいたします。






最終更新日  2008年04月02日 22時39分14秒
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