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猫の慢性腎不全における食事療法の理論と実践

猫の慢性腎不全における食事療法の理論と実践

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2008年08月24日
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カテゴリ:慢性腎不全
先日日記に書いたとおり低Na血症についてあれこれ資料を集めて読んでいるうちに、肥満を放っておいて腎機能低下するって話を思い出しました。両者のつながりについてはいずれNaについてエントリーするときに改めて。


肥満を放っておくと腎機能が低下するの???→→→その可能性はある。ゆえに肥満をほうっておくのはやっぱり止めましょう。人間であれ、猫であれ。

(1)肥満により循環血漿量が増える。

肥満者では体脂肪の増加と比例し血中レプチン濃度高値が見られる。元々レプチンは食欲を抑制する作用が見られることから注目されたが、ヒト肥満者はレプチンが効きにくくなっており高レプチン状態になる。
レプチンは交感神経系を刺激して血圧上昇作用をもたらす。高血圧はそれ単独で腎機能低下させる。

レプチンの交感神経系活性化により尿細管でのNa再吸収が亢進する。(このあたりはよくわからない。ムズカシイ)Na再吸収が亢進すると循環血漿量が増える→高血圧になる。


(2)糸球体の血流量が過剰になる。→ 負担大 → 糸球体が肥大化する。 → 糸球体が部分的に硬化してしまう。

つまり、ふだんでも大量の仕事にさらされている糸球体が、さらに過剰の仕事にさらされる状況となる。

肥満していれば必ず腎機能が低下する、という訳ではありません。
しかし肥満していることが高血圧を招き、さらに糸球体に大きな負担をかけることは間違いないです。その結果として人によっては腎機能低下にいたることもあるでしょう。


肥満における腎障害の予防と治療

「肥満の是正」

ライフスタイルの適正化による肥満の是正が最も重要。
特に身体活動量の増加は(つまり運動する事)は脂肪を軽減するだけでなく、種々のメカニズムを介してこの問題の根本部分を解消する。

参考資料:臨床栄養 臨時増刊号 「メタボリックシンドローム」2006年5月

カイヌシを名乗る以上(その実体が下僕であったとしても)、猫の健康管理はカイヌシの責任。いつまでも元気で愛らしい姿を見ていられるように、太らせすぎてはダメです。





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最終更新日  2008年08月24日 21時25分53秒
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