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猫の慢性腎不全における食事療法の理論と実践

猫の慢性腎不全における食事療法の理論と実践

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2008年12月21日
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体液についてその1から13までは前置き。(長いっ!!)

いよいよ本題です。なぜ低ナトリウム血症(135mEq/l未満)はいけないのでしょうか?
参考までに、正常値は135~145mEq/lです。

(1)低ナトリウム血症=血液中のナトリウム濃度が低い

(2)血液中のナトリウム濃度が低い=細胞外液中のナトリウム濃度が低い

 ナトリウムは細胞膜は自由に行き来できないが、毛細血管壁は自由に行き来できる。そのため血漿中のナトリウム濃度が低いときは組織間液のナトリウム濃度も同じように低くなる。血漿と組織間液は細胞外液なので、つまりは細胞外液中のナトリウム濃度が低い、という事になる。

(3)細胞外液中のナトリウム濃度が低い=細胞外液の張度(有効浸透圧)が低い

(4)細胞外液の張度が低い=相対的に細胞内液張度が高い

(5)相対的に細胞内液の張度が高い=濃度を一定に保とうとして、細胞外液から細胞内液に水が移動する
 ナトリウムは細胞膜を自由に移動できないので、張度の低い方から高い方へ水が移動する事によって、細胞内外の浸透圧を同じに保とうとする。

(6)細胞外液から細胞内液に水が移動する=細胞内が水でむくむ
 肝臓や心臓がむくんでも、肝臓や心臓は比較的自由に大きくなれるから大きな害はもたらされない。しかし、脳は頭蓋骨におおわれているために自由に大きくなれない。そのため脳の細胞が水でむくむと脳に障害が出る。これは意識レベルの低下、けいれん、呼吸抑制をもたらす。






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最終更新日  2008年12月21日 16時41分56秒
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