2008年04月03日

PFC比について

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カテゴリ:栄養
「バランスのとれた食事」と言葉にすれば簡単ですが、そもそも食事における「バランス」とはなんなのでしょう。

栄養素を大きく分類すると以下の3つに分類できると思います。

(1)三栄栄養素・・・エネルギー源となるもの:タンパク質、脂質、炭水化物の三つ。
(2)微量栄養素・・・大別してビタミン類とミネラル類。
(3)その他の特定機能を有する栄養素

過去に大いに騒がれた抗酸化物質(フラボノイドやカテキンやαリポ酸やカロテノイドなど)は(3)に分類されると思います。
なぜ建築物に例えると基礎部分や構造部分に相当する(1)をすっ飛ばして、しかも作り付け家具やシステムキッチンや壁材や床材に相当する(2)もすっ飛ばして、後からどうにでもなるインテリア部分の(3)ばかりスポットライトを浴びるのかちょっと不思議です。

PFC比について簡単に説明します。

(例)ボノ太の昨日の食事を栄養計算してみたら、以下のようになりました。
   タンパク質・・・60g
   脂質・・・・・・40g
   炭水化物・・・・250g

 ボノ太の一日の摂取熱量を計算します。タンパク質と炭水化物は1gあたり約4kcal、脂質は1gあたり約9kcalです。

  60×4 + 40×9 + 250×4 = 1600 kcal/日

一日に1600kcal 摂取しています。

PFC比を計算します。これはP比(一日摂取熱量中タンパク質由来の熱量の%)、F比(一日摂取熱量中脂質由来の熱量の%)、C比(一日摂取熱量中炭水化物由来の熱量の%)をそれぞれ計算して求めます。

 P比 60×4(タンパク質由来の熱量) / 1600(一日の摂取熱量) × 100 = 15%
 F比 40×9( 脂質  由来の熱量) / 1600(一日の摂取熱量) × 100 = 22.5%
 C比 250×4(炭水化物由来の熱量) / 1600(一日の摂取熱量) × 100 = 62.5% 

PFC比は 15:22.5:62.5
(普通約分しません)

PFC比は「この範囲内に納まっていれば、栄養失調にもならないし、生活習慣病にもなりにくいだろう」という値がだいたいわかっています。PFC比がこの範囲に収まっていることが「バランスのとれた食事」の第一歩だと思います。


長くなりましたので次回に続きます。

注意:もちろん腎不全のための低タンパク食事療法を実践すればPFC比は大きく変化します。今日の日記はあくまでも「健康な成人」を対象とした考え方です。





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最終更新日  2008年04月03日 20時53分56秒
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