北村一輝主演「killers」見たわけですが
「killers」を大垣まで見に行って来ました。うーん、私にはダメでした。主人公に1ミリも共感できない。まあ、共感できたら警察につかまりそうですけど(^_^;)ただ、わからないなりに、彼の孤独感というか、フレンドを求める気持ちの幾ばくかは想像できました。それはおそらく、北村氏の芝居力ゆえかと。昔から、彼の芝居はわかりやすい。親切な参考書みたいな演技が私は大好きで(笑)でも、その丁寧な解説をしても、シリアルキラーの気持ちは、わかってはいけないものなのですよ。そんなふうに、見ているものに一線を引かせる“何か”が、北村氏のリアリティなのかもしれません。リアリティがあるような、ないような、不思議な感覚の中で思ったのは、「Fate/zero」の龍之介が3次元に来て、羊の皮を被ったなら、こういう感じかな、ということ。この世に存在してはいけない“何か”。龍之介とキャスターの、最強最悪の割れ鍋に綴じ蓋ペアは、突き抜けすぎていて、面白がって眺めることができましたけれど、この野村さんとバユのペアは、すっきりしなくて、いただけない。まあ、すっきりする必要もないと思うんですけどね(笑)とはいえ、後味のいいタイプの作品ではなかったので、何かのカタルシスを…!と思っていたところ、ありました、はい(^-^)以前見た時に売り切れていた「猫侍」のパンフレット&玉之丞のDVDをゲットすることができたのです…(涙)たま、かわいいよ、たま…。血まみれた心を洗い流してくれてありがとう…たま…。