2006/01/14(土)15:50
IDU(8922)
現在、私が一番ポジションを持っている株はこのIDUです。
不動産オークションの会社です。
先日のきもと(7908)はPER12.47倍
このIDU(8922)はPER203.66倍
・・・。
きもとが割安でIDUが割高のように見えます。
将来の過剰な期待感で株価が暴騰しているIDUは下がると思うかもしれません。
PER203.66倍はいくらなんでも高いだろう?と。
また、
「インターネットで不動産を買うなんて信じられない」
なんて思われるかもしれません。
・・・。
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先日の問題のコレ、
143億で毎年20億のキャッシュがもらえるKIMOTO(7908)
141億で毎年6.5億のキャッシュがもらえるダヴィンチ銀座。
明確な「答え」がない問題ですが、あえて選ぶならどちらでしょうか?
ちなみに私ならダヴィンチ銀座を選びます。
私にとってダヴィンチ銀座の方がお金が入ってくる流れをイメージをする事が容易だからです。
今回、かなり自分で調べましたので。
きもとの20億はキャッシュフロー計算書からの数字ではありますが、
なじみがない業種なので20億のお金が増えるという事を
明確にイメージをする事まではできません。(それでも良い株だとは思ってます)
感覚的なリスクプレミアムを考慮すると、
受けとるキャッシュが小さいだろうダヴィンチ銀座を選ぶことが、
私にとっては合理的な判断になります。
・・・。
IDUの2008年8月期の営業利益目標は110億円。
根拠は「オークション出展総額1兆円」
夢みたいな話です。
私もまだ疑っているところはあります。
でも、
仮に1兆円の出展総額を達成できたなら、
その後の出展総額が1兆円から下がるということはイメージしにくいです。
そして、出展総額が下がる事がなければ将来的にも利益は安定して生まれるだろう
という事を「多くの人」がイメージすることができます。
不動産のプロでなくても一般の人でもこの流れをイメージする事は容易です。
ここで重要なのが、利益の生まれるビジネスモデルを、財務諸表をみた「自分だけ」しか
分からないのではなく「自分以外の他人」にも理解してもらいやすいという点です。
そして、その「理解してもらっている状態」は永続的に続くかもしれないと私は思うのです。
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この株、短期的には投機的な値動きをみせると思っています。
なんだかんだ理屈をつけてもPER203.66倍ですから、
短期で今の株価の半分になってもおかしくはありません。
いくつかの仮説を立てて、今後のシナリオを考えた上で
冷静に成り行きをみています。