2013/06/01(土)08:46
過去のふりかえり(その2
次はこの日記。
どんな株を買うのか?
過去日記からの引用--------
1ROE15%以上
2ROA8%以上
3自己資本率(原則)20%以上
4EPS成長率30%以上 (実績3年 予測3年)
5PER ほどよく低く・・(笑)
・・みたいな感じかな?ようは割安成長株を買うってことです
基本的に「幹」の株も「枝」の株も投資基準は変わりません
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このころはROICという指標の意識がなかったので、ROEやROAをもって、利益率の尺度としていました。
要はROICなんで、これが分かればROEやROAは別にいらないかも。
ただ、ROICは計算がめんどくさいので、ざっくり指標としてはROAかな。
自己資本比率は企業のビジネスモデルや成長ステージによるので、
低いから悪いとか、高いから良いとかは、一概には言えない。
資本政策的に借入を増やして、WACCを下げた方が良い場合もあるし。
成長率に関してはEPS成長率よりも「価値創造状態」にある企業を買うという概念をもつことが大事だと思う。
下記の表のように、成長と膨張は大きく違うということを理解してないと、企業がおかしくなるタイミング(売り時)が分からず、
その企業と一緒に心中してしまう危険性があるということ。
成長
PLのイメージ:利益>売上
BSのイメージ:筋肉質な体になる。
自然とWacc<Roicとなる。(売上も上がり、Roicも上がる。)
即ち、価値は創造される。
膨張
PLのイメージ:利益<売上
BSのイメージ:図体はデカくなるが、ブヨブヨな体になるだけ。
自然とWacc>Roicとなる。(売上は上がるが、Roicは低下する。)
即ち、価値は破壊される。
どんな優良企業でも、永久に優良企業のままでいることはありません。
投資家なら、持ち株に、膨張のシグナルを感じた時は、株の高安に限らず、手放すべきだと思います。
あと、最後のコメントで、割安成長株を買うって書いているけど、割安かどうかは、投資タイミングによるので、
自分の意思では、どうにもならないよね。
そりゃあ安い方が良いけど。