441270 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

盆栽投資日記

全32件 (32件中 1-10件目)

1 2 3 4 >

不動産の話

2007/05/28
XML
カテゴリ:不動産の話
建築基準法が変わるそうです。(6月20日から)



耐震偽装問題に端を発したという今回の改正で、
建物の構造耐力の審査が、かなり強化されるとのこと。



私も設計士ではないので詳しくはないのですが、


「とにかく建物を建てるのに手間もお金もかかるようになる」


らしいとのこと。



まぁそのぶん安全な建物が出来てくれればよいのですが、
結局、その手間とお金がかかった分の総費用はエンドユーザーが負担するわけで。。。
なんだかなって感じです。



・・・というか
「その前にその(手間賃が上乗せされた)高い価格で物件が売れるのか?」
という事が問題ですよね。



建築基準法改正前の想定ゼネコン見積りで土地を仕入れているマンデベなんかは、
販売価格を見直さなければ計算があわなくなってしまうところがでてくるのかも?
営業努力でどうにかなる費用分でもないだろうし・・・。



しかし、確認審査に入った後の差替え又は補正を認めないってキツイなぁ・・・。
修正事項があった場合はまた再提出するって事なのだろうか?
時間とられるよなぁ・・・。









最終更新日  2007/05/29 12:08:02 AM
コメント(2) | コメントを書く


2006/08/27
カテゴリ:不動産の話
知り合いの不動産好きな社長からビルを買ったとの連絡が入ったので、
早速ビルを見に行きました。




行って見てビックリ、


・正面玄関のところに社長の好きな置物。

・1Fのロビーの壁に社長の好きな絵。

・各階エレベーター前にホームセンターで買ってきたという棚。




買って早々に、社長の考えるビルのバリューアップ戦略(?)を実践されています。
ずいぶんと賑やかなビルになりました。



このビルの旧所有者はいわゆる外資の投資家さんでした。
高度なビル経営能力を持つ(らしい)世界的な不動産投資会社から
不動産好きな社長の地元の小さな会社へ所有者変更。



「うーん、入居者の反応はどうなんだろう?」
なんて思っていたのですが、
意外と、


好意的


なんです。


というのも旧所有者の投資家さんは、物事の判断基準を"投資"で考えてしまうので、
例えば、入居者から個別の要望が出ても、それが投資家的にメリットがなければ、
なかなかその要望を聞いてもらえないのです。



入居者の満足度より、ビル収支のエクセルシートの数値の方を重視してしまう傾向があります。
投資家としては当たり前の事なのでしょうが、ビルの入居者としては若干の不満が積もります。



その点、今回の新所有者は投資家というより大家の視点でビルを経営されています。
投資家でないので、3年~5年で売却するという予定はなし(信託設定解除)
PM会社をなくして自分で積極的に入居者とコミュニケーションをとる・・・等。



そのかわり、前述のように少しだけ趣味性の強いビルにはなっちゃっていますが(笑)
それでも良いビルにしていこうという社長のやる気、ビルへの愛着は感じる事ができます。
空室率も改善傾向で、今のところ全てが好循環で回っています。




_________________________________________________________________________________________________________________________________




という話をふまえて、今回のダヴィンチの中間決算説明資料
投資戦略、投資実績、投資環境・・・。



彼らの投資に対する考え方が明確で頼もしい限りです。
特にAクラスビルの投資戦略の箇所が興味深かったです。



キャップレート圧縮は無し、賃料は急上昇中



これは軍艦ビル購入でネガティブな意見が多かったので、
そんなネガティブな意見を撥ね返すという意味で記載したのかもしれません。



私もこの戦略とは同意見でその通りだと思います。
常に時代の一歩先を考えているダヴィンチは投資家として一流だなと思います。



でも、



入居者から見た大家としてはどうでしょうか?



「Aクラスビル(軍艦ビル)の賃料は急上昇」というスタンスを明確に打ち出している
ダヴィンチがAMの軍艦ビルは、将来的に賃料の大幅アップを強要してくるビル
と新規・既存入居者に思われてしまうのでは?とちょっと心配になります。



既存はともかく新規の契約形態はおそらく定期借家でしょうから、
貸主からの賃料アップを想定した契約条項を入れる事も可能です。



新興市場上場で社員数も少なく社歴も浅い、
投資家としては一流なのかも知れないが、それだけに投資成果第一主義で
油断ならない大家なのではないか?
・・・と。



まぁ、考えすぎなのかもしれませんけど「急上昇」というのは、
不動産バブルをイメージさせるような、かなり刺激が強い表現だよなと思うわけです。
「ゆるやかな上昇」「上昇」ぐらいにしといた方が・・・なんて個人的に思います。








最終更新日  2006/08/27 12:13:53 PM
コメント(0) | コメントを書く
2006/07/10
カテゴリ:不動産の話
*****************************************

ダヴィンチ、「軍艦ビル」1430億円で購入


 不動産ファンド運営のダヴィンチ・アドバイザーズは通称「軍艦ビル」と呼ばれる旧秀和の芝パークビル(東京・港)を取得した。米モルガン・スタンレー系の不動産ファンドから1430億円で購入し、単独物件では国内最大級の不動産取引となる。日本の不動産市場にファンドを通じて大量の資金が流入していることを象徴する動きといえそうだ。

 取得したのは旧秀和が1982年に建設した地上14階建て(延べ床面積約10万3000平方メートル)の大型ビルで、建物の幅が140メートル(奥行きは50メートル)と長いため、軍艦ビルと呼ばれることが多い。最近までダイエーが東京本部を置き、現在は企業年金連合会や日本NCRなどが入居する。モルガンが運用する不動産ファンドが私的整理を受けた秀和の再建スポンサーとなり、同ビルを所有していた。(日経)

*****************************************



ちょっと遅いけどこのニュース。



軍艦ビル



って凄い名前ですね。
「第12軍艦ビル」「第13軍艦ビル」とか、
このビルのシリーズがあったらおもしろいよね。


男のロマンでこの「軍艦ビルシリーズ」を全部買い占めたら楽しいだろうな。




・・・。




というバカな事ばっかり書いていたら呆れられるのでマジメな話、
1430億円って凄い金額です。
ファンドで買っているとは言ってもとんでもない金額です。



モルガンSPCが去年の3月に秀和から信託受益権で物件を取得。
そして今回、モルガンSPCから信託受益権をダヴィンチSPCへ譲渡って流れかな。



物件の価格が1000億クラスですからね。
現物だったら相当な税金がかかります。
このような取引も流動化不動産だからこそ実現できたことなのかもしれません。



今回はダヴィンチ銀座の時と違って、おそらく秀和の時点で信託化されているでしょうから、
単純にモルガンから信託受益権を譲り受けるだけなんで取引自体はスムーズなんでしょうね。



信託銀行は、あぁやっぱりモルガン信託か・・・。
アスベストとかPCBとか土壌汚染とかその点大丈夫なのかな?
気にしすぎかもしれませんけど。



建物の幅が140メートル(奥行きは50メートル)ってことは、
基準階貸床で800坪強(A館、B館それぞれ)ぐらいあるのでしょうね。
ワンフロアでこれだけの面積を確保できるビルって貴重なのかもしれません。



1982年に建設したってことはギリギリで新耐震なのかな?
微妙なところなので詳細に確認してみないとよく分かりません。



1430億円かぁ。
ダヴィンチなりに今後の賃料の上昇等を計算に入れて買ったのだろうけど、
こういう物件ってある種の「覚悟」がなければ買えないような気がします。



担当者は凄いプレッシャーでしょうね。
なんせ1430億ですからね。









最終更新日  2006/07/13 08:31:12 PM
コメント(2) | コメントを書く
2006/06/17
カテゴリ:不動産の話
不動産の投資利回りと長期金利(長期国債利回り)の差のこと。
8%の利回りで金利が4%だとイールドギャップは4%となります。



物件単位のものさしでなく、
年単位の時間軸や、国単位の地域別で使う指標です。



最近よく聞くこの単語。
理解するためには「縦の比較」と「横の比較」の2つの視点で見るとと分かりやすいです。





□縦の比較


・1998年:利回り 約10%

モルガンスタンレーなどの外資が主なプレイヤー。
どう考えても損しない安全域を多くとった価格でどっさりと物件を買う。


・2000年:利回り 約6%

パシフィックマネジメントやダヴィンチ等の国内企業が目立ってくる。
この頃に買った物件の含み益はかなりのもの。


・2006年:利回り 約4%

不動産が専業でない企業や個人が新たな買い手として登場。
さてさて・・・。





□横の比較


・ニューヨーク
利回り 約6%  :  金利 約5%
スプレッド 1%

不動産の利回りは良いけど金利が高すぎ。
しかも、今後金利が上がる可能性は日本より高いかも・・・。


・ロンドン
利回り 約5%  :  金利 約4.5%
スプレッド 0.5%

スプレッド0.5ではレバレッジかけて不動産買う意味がほとんど無い・・・。
イールドギャップだけみれば日本よりイギリスの方がバブルに近いかも。


・東京
利回り 約4%  :  金利 約2%
スプレッド 2%

不動産の利回りだけみれば東京は世界でも最低レベルになってしまっています。
でも、世界的にみると金利が異常に安いのでまだまだ投資妙味があるかもしれません。





□まとめ


縦の比較で時系列で利回りの推移をみると、
ここ10年で日本の不動産の利回りが急激に下がっているのがよく分かります。


これだけ見ると今の状態はバブルであり
今、日本の不動産を買うのはリスクが高いように思えます。


でも、横の比較で考えれば相対的に日本の不動産はまだ買えるという判断もできると思います。
大地震や借地借家法のリスク分を割り引いてもイールドギャップ2%は魅力です。


このあたりの話は"縦の比較"を重視する国内企業より
"横の比較"を重視する外資系企業の方からよく聞かされる理屈です。


確かに世界中で物件を買えるという前提でみれば、
今、ニューヨークやロンドンで積極的に物件を買おうとは思わないよね。


ポートフォリオの中における日本の不動産の運用比率を増やそうと
外資系企業が思うのも当然なのかもしれません。


適切な価格で物件が買えるかどうかは別としての話ですけどね。








最終更新日  2006/06/20 12:59:31 AM
コメント(2) | コメントを書く
2006/04/30
カテゴリ:不動産の話
東京機械製作所のこのIRについて


「武蔵小杉」周辺の所有不動産につき東京建物と共同で開発を推進



日記に書きます。




ご存知の方も多いと思いますがこの東京機械製作所。
ダヴィンチ・アドバイザーズが株をたくさん買い込んでいます。
本業が魅力的だからではなくて「保有する不動産」に着目して株を買っています。



コ・インベストメント(自己投資)を理念として掲げるダヴィンチらしいやり方です。
単なるアドバイザーではなく本気で取り組むのだと対象企業にアピールする、
という目的もあるのかもしれません。



この「株を買っての提案」というのは、いわゆる外資にはできない芸当です。
ダヴィンチは"いちおう"国内の上場企業ですから話ぐらいは聞いてもらえるでしょう。
外資系企業がこのやり方をやるのはたぶん無理です。



前例がないやり方ですから最初は苦労するでしょうが、
一つでも事例を作る事ができればその後のプレゼンがやりやすくなります。



私は個人的にこの取り組み、
上手くいったらおもしろいなと興味深く成り行きを見ていました。






・・・というところでこのIRです。
選んだパートナーは東京建物ですか。



東京機械製作所が大正5年設立。
東京建物が明治29年設立。
ダヴィンチが平成10年設立。



そりゃぁ東京機械製作所みたいな歴史のある会社が
パートナーとして選ぶのは東京建物かなと思います。
旧芙蓉グループの主だった不動産会社って東京建物だけだし。



ちょっと残念です。



_____________________________________________________________________________________________________________________________________




さて、この東京機械製作所。
私が個人的に投資するかどうかというと「しない」です。



ざっくりみて、



・過去10年間で売上げがあまり変わっていない。
・営業利益は減少傾向。
・コア事業の事業素質もそんなに良いわけではない。


というところです。
注目すべきはこの企業が保有している不動産の潜在的な価値でしょうか。
確かにここに着目すればダヴィンチと同じように買えるのかもしれません。



でも、どうもそこに着目して投資するのってなんか変な気がします。
この企業の本業は不動産業ではありません。
コアビジネスと違う箇所に期待して株を買うのってどうなのかな?と思います。



ということで以下の
ざっくりとした"仮の話”です。



□全体の事業の50%
・対象企業のコアビジネス(およびノンコアビジネス)
ROIC8%  

□全体の事業の50%
・昔からもっている不動産の事業。
ROIC2%


加重平均した事業利回り(ROIC)は5%




□投下資本の20%
・有利子負債の税効果後コスト
2%

□投下資本の80%
・株式資本のコスト
7%


加重平均した資本コスト(WACC)は6%



この状態だとROIC5%とWACC6%で「差」はマイナスとなります。
この企業は株主の要求を満たせていないという事になります。



というか、この状態だと株主は投資したくもない"不動産"に対しても
本質的に投資しているという状態になってしまっています。
おかしな話です。



そこでダヴィンチみたいな不動産のプロであるAM会社の登場です。



企業はコアビジネスに特化するために
得意でない不動産の運用を外部のAM会社にまかせ、
不動産をバランスシートから外します。



昔だったらオフバランスするのも"売却"という
マイナスなイメージを与える手段しかないと思うのですが、
例えば「固定資産の流動化」とかの表現であれば世間へのイメージも悪くないと思います。
(私だけがそう思うだけかもしれませんが・・・)



そしてその売却(流動化)して得たお金をコアビジネスに再投資して、
本業でがんばってもらいます。



先の例だと不動産をこのような形で外部のAM会社にまかせ、
仮にその後のバランスシートでの本業のROICが変わらないとすれば(これは厳しいと思うけど)
ROIC8%-WACC6%で差がプラスになります。



投資する株主にしても投資対象からよけいな不動産がなくなるので好都合です。
結果、株主価値は増大します。



欧米、特にイギリスなんかでは
このようなオペレーションを行うというのは一般的になっているみたいです。
企業価値向上における不動産戦略の役割というのは大きいですからね。



ただ、現状の日本でこのようなオペレーションが広く受け入れられるかは微妙です。
自社が持っている不動産の利活用って"おもしろい"ですから自分でやってみたくなるもんです。
好立地ならなおさらです。



そのおもしろい事業を他人に全面的に任せるというのは
昔気質の企業だったらやっぱり嫌がるだろうと思います。
OBの目もあるだろうし。



いずれは日本も欧米みたいに
不動産はプロにアウトソースするのが当たり前という時代が来るだろうとは思うのだけど、
まだ早いのかなぁ・・・。








最終更新日  2006/05/01 10:01:20 PM
コメント(0) | コメントを書く
2006/04/21
カテゴリ:不動産の話
お客さんと喫茶店で仕事の話。
不動産に関してアレやコレやと打ち合わせしました。



相手先は某企業の方。
ここ5年で投下資本も営業利益も、
年複利100%の勢いでグングン伸びているという超成長企業です。



えーっと、感想。



・話の展開にスピード感が有る。
・意思決定が早い。
・ポイントを見極めるのが上手い。
・相手の立場を考えて話ができる。




思わず唸ってしまいました。




そして、打ち合わせが終わり、
私がコーヒー代を払おうとすると、
店員さんから一言。




もう頂いてます。



だって。
「あーやられた!」って感じです。



トイレにいくふりをして清算をされた様子。
お客さんなのに。



・・・。



今日はホントに勉強になりました。
私もがんばらないとな、うん。








最終更新日  2006/04/22 07:02:45 PM
コメント(0) | コメントを書く
2006/03/19
カテゴリ:不動産の話
この日記でも取り上げたダヴィンチ銀座が、
第15回BELCA賞ロングライフ部門を受賞したとのことです。



DAオフィス投資法人のIR



こんな感じの説明文がありました。



*********************************************************************


本建物は、1963年当時のリッカーミシンの本社ビルとして竣工したものである。
また、その年の日本建築学会賞を受賞している。

1989年以降、ダイエーのテナントビルとして使用されていたが、バルコニーに屋外機が並び、竣工当時の外観が損なわれていた。2002年所有者がダイエーから現在の所有者に代わり、2003年耐震補強工事を含む大規模工事が実施され、外観が損なわれることなく竣工当時の外観がよみがえり、ダヴィンチ銀座ビルとして、生まれ変わったものである。

また、銀座地区には、大きな貸しビルは数少なく、現在の容積率制限のもとでは、新規の建替えでは現在の床面積を確保することが出来ないというデメリットもこの建物が大規模改修でよみがえった理由の一つでもある。

このビルは正面が西を向いており、四季を通じて西日を受けるという立地である。西日を遮断し、しかも内部からの眺望を確保する目的で、通常のサッシとは別に、バルコニーの外側にグレーペンのガラスで覆われたアウタースキンがついている。

現在でいう環境配慮建築のダブルスキンのさきがけとなる建物といってよい。
また、ステンレスの方立ての細い垂直線とグレーペンのガラスの構成が、このビルのファサードをエレガントにしている。通常の耐震改修では、外部にブレースが設置され創建当初の外観が損なわれることが多い。

この建物は、施主、設計者の熱意により、構造スリットの新設、壁の増し打ち補強ばかりでなく、柱、梁に対してハイブリッド補強工法(RC巻立+鋼板巻き補強工法)を採用し、フレーム全体の耐力と粘り強さを向上させて、外観を損なうことなく耐震性能を確保している。

空調設備の面では、熱源集中のエアハンドリングユニット方式から、ビル用マルチを用いた天井隠蔽型ヒートポンプパッケージユニット方式に変換し、地階熱源機器、各階空調機、さらには地階受変電設備を屋上へ移し、貸室面積を増やすとともに、冷房負荷増大にダブルスキン間のバルコニーに屋外機を設置し対応していたため、ファサードの印象を台無しにしていた点を解消している。

また、空調機械室などのアスベストを、改修時に完全除去している。電気設備の面では、有効天井高を増加させつつフロアダクト方式をOA床方式に変更し、将来的にも十分な電気容量を確保するとともに、高効率照明器具を採用している。また、両設備とも各階1テナント対応から4テナント対応へ変更し、水回り設備も適切な改修をするなど、貸しビルとして魅力あるものにする努力が随所に見られる。

内装もすっかり、デザインが一新され、40年前の建物とは思えない新しいテナントビルとしてよみがえっている。

*********************************************************************



私的にはこの受賞、



「良かったね」



という思いと、



「いろんな意味でタイミングに恵まれていたね」



という思いの2つの思いを持っています。



・・・。



つまり、仮に2006年3月の現在、



「ダヴィンチにこの案件をやれといっても、たぶん無理なんじゃないかな?」



と思うのです。



理由は以下3つです。



理由その1:モルガン信託

前にも説明しましたが、DAの物件のなかでこの物件だけモルガン信託。
(比較的受託基準が緩い?)モルガン信託を使う事ができたのがこの物件のポイントだと思います。

でも、現在はモルガン信託は新規受託を事実上停止していると聞きます。
日本の大手信託銀行が、この既存不適格建築物の受託を引き受けるかどうか?
微妙なところです。



理由その2:日本ERI

これも前にも説明しましたが、この物件は検査済証がありません。
そのかわり日本ERIが調査して「大丈夫」との報告書がでています。

これで当時はモルガン信託も受託のOKを出したのだと思うのですが、
現在は日本ERI(というか民間審査機関)は例の耐震偽装の問題で信頼が失墜しています。
検査済証の無い物件に対して、この手を使うってのはもう無理かもしれません。



理由その3:物件を証券化できる事がこの案件の大前提

「では、現物で買ってバリューアップすれば良い」という案もあるかと思いますが、ダヴィンチのような"私募ファンドの形で現物不動産を買う"というケースは「不動産特定共同事業法」にひっかかる可能性が高いため、厳しいのではないのかと思います。

また、現物と受益権とでは税金の負担が大きく違いますので、
この案件のIRRの数値が大きく下がってしまいます。
これも痛いです。



_________________________________________________________________________________________________________________________________



流動化銘柄のリスクを考える上で、みんな「金利が上がる事」ばっかりを言うけど、
私はむしろこの「物件を信託化できないから買えない事」のほうが深刻だと思うのですけどね。



不動産の流動化案件の増加スピードと、信託銀行の受託担当の人数の増加スピードは、
どう考えても前者のスピードの方が速いわけで・・・。
追いつかなくなれば、例え適法物件でも受託を断るしかなくなるわけです。



既存信託銀行以外の新たなベンチャー企業でも現れてくれれば良いのですけどね。
ホントに。








最終更新日  2006/03/20 10:58:24 PM
コメント(2) | コメントを書く
2006/03/13
カテゴリ:不動産の話
東京から来た不動産鑑定士の方とお話をする。
(最近こんなのばっかり)



話題はやはり、


「キャップいくら?」


です。


(参考:キャップレート


結構、私もこなれてきたので、
ここいらはこんなもんでしょうってな数字を述べる。
先方はふむふむとメモ。



聞かれたからには聞き返さないとね、と思い


「東京、例えば銀座とかどうなんですか?やっぱり低いんですか?」


となにげに聞いてみる。



「いやぁ、それがついに、なんと!」
・・・と先方から聞いた数字は私が想定していた数字よりずーっと下!
いやはや唖然です。



「銀座でも超一等地のキャップですよ」
とは言っていたけど、あんまりな数値です。
訳が分かりません・・・。



なんでも、銀座のようなブランド力のある立地の物件のキャップは、
6ヶ月前、3ヶ月前と比べても明らかにキャップが下がってきているそうです。



極端な二極化が進んでいるとは聞いていたけど、
これほどまでとは・・・。



・・・。



銀座という土地が特別なのか?
それとも、バブルの再来の象徴的な事例が銀座なのか?



個人的には前者だとは思いますが・・・。
さてさて、うむむ。








最終更新日  2006/03/13 10:52:11 PM
コメント(4) | コメントを書く
2006/03/10
カテゴリ:不動産の話
最近、大家さんと入居者が些細な事で喧嘩しちゃっている案件がありまして、
いちおう私が仲介したマンションなんで、中に入って収めようとしてるんですが・・・



まぁ、その、かなりエネルギー使うわけです。
こういうのって。



お互いに言い分もあって、私もその気持ちはある程度理解できるのですが、
相手には全然伝わらない。



直接電話で会話しても平行線で会話にならない。
というか、お互いに感情的になって関係が悪化してしまう。



結果、双方の怒りが私の方にくる。


「なんとかして欲しい」


・・・と。



まぁ結局、双方に時間を作ってもらって、話し合いの場を設けて、
やっと仲直りをしてもらいました。



あー、良かった。



やっぱり、こういうのは電話とかメールではダメだね。
キチンと会って話をしないと。



ルールとか法律とかそんな単語を持ち出す前に、
ちゃんと相手の事を慮る心を持って、面と向かって話あえば、
こんなトラブルにはならない訳です。



人と人なんだからね。








最終更新日  2006/03/10 07:14:41 AM
コメント(0) | コメントを書く
2006/02/23
カテゴリ:不動産の話
「内々の話なんだけど、ビルの売却が決まったんです。」



・・・とある大家から、今日電話がありました。
この物件、ちょっと前に彼らが買った物件で、
「さぁこれから!」と思っていた矢先のこの電話です。



「はぁ?」って感じです。



ファンドで買った物件だから、
まぁ2年か3年で売却するとは思ってたけど、
もう売っちゃうんですか・・・。



買ってから特になにもせずに、管理費だけは切り詰めて、
結構、入居者からクレームなんかあったと思うんだけど、
なるほど・・・、これだけ短期で売却するなら、そんなの関係なかったわけです。



うーん。



・・・。



このような「ビルの売却時期が早い」という現象の理由の一つに、
「そもそもの物件の購入価格が高い」という事があげられると思います。



現在、収益ビルを入札で買う場合は、まともな価格で札をいれても買えません。
かなり無理した価格で札を入れて、やっと不動産を買えるという状況だと思います。



高い価格で物件を買っても、彼らが目標としているIRRは高いままです。
IRRを高めるには、空室を解消したり、管理コストを削減たりして、ビルの価値を高め、
売却価格を上げることですが、そんな面倒な事をするより簡単にIRRをあげる方法があります。



この「短期で物件を売却する」という方法です。



じっくり、ビルのバリューアップをして高値で遅く売るより、
安くても今すぐ売却して、そのお金で物件を買って、すぐ売るという事をした方が儲かります。
売り手市場の今なら、買い手を捜すのに苦労はしません。



株式投資でも同じですよね。
小刻みでも、なるべく上手に売買して回転率を上げたほうが、
年間の収益率が高くなる理屈と同じです。



でもね・・・。



現実の話、何事もあまりに「急」に物事をすするめると、
往々にしてトラブルが発生しやすくなるんですよね。



関係する人にも「どうせ短期間だけ」という
意識が生まれてしまい、仕事の質が落ちるんです。
今回この物件で仕事をして、しみじみ思いました。




__________________________________________________________________________________________________________________________________




さて、ここから先はひとり事ですが。。。



個人的にこのビル(バルクですけど)をどこが買うのか、に私は凄く興味があります。
あそこが買ったら面白いのだけどなぁ・・・。
さぁ、どうなるんでしょうかねぇ?








最終更新日  2006/03/20 10:23:19 PM
コメント(0) | コメントを書く

全32件 (32件中 1-10件目)

1 2 3 4 >


© Rakuten Group, Inc.