やっぱり読書 おいのこぶみ

2004/04/10(土)14:25

「ノルウェイの森」村上春樹

読書感想(317)

話題となってから久しい。おおげさだがついに読んだ。 私の中では、「太郎物語」「魚河岸ものがたり」「海辺の小さな町」「永遠の1/2」と続いて、次はなんとなく「ノルウェイの森」かなという思いだったから。 男の子の側から見た青春の輝き、悩み。 うーん、なるほどこれは若い人の心を捉えるだろうなーと思った。 過ぎ去ってしまったものを惜しむことが出来るのは若いからで。 時間が永遠に続くと思える時期があるのだ。 以下脈絡もなく感じたことを書いておく。 (「ノルウェイの森」が悪いのではない、読了した時にイラクでの人質事件が起り、私の頭が渦を巻いているので) 物事を深刻に考えないようにしているのに傷ついてしまう。 なんと無駄な。 もっと理論的なことで頭を悩ませないのだろうか? これはワタナベ君の個性なので言うのは矛盾だ。 なぜいつも3人のシチュエーションから恋愛を始めるのだろうワタナベ君は? あるいはなぜか恋人のいる人が好きになる。 村上春樹氏は女性を理想化しすぎてないか。(他作品を読むこと) いよいよ「魔の山」は読まねばならん。 最後にああこれこそは恋愛小説なのだと。 なるほど、そのかもす雰囲気はある。 「グレート・ギャツビー」「八月の光」が出てくるが、その雰囲気を好むということでは私は了解する。ようやくわかる。

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