やっぱり読書 おいのこぶみ

2005/05/04(水)21:15

「死との約束」アガサ・クリスティ(ハヤカワ文庫)

読書感想(317)

しばらくぶりにクリスティを味わう。 第二次世界大戦前に今のイスラエルはエルサレムと死海を観光するご一行さんに殺人事件が起こるの巻き。さすがはイギリスのミステリー小説、その当時すでにこの辺が観光出来たのだった。 クリスティには中東ものが結構ある。「ナイルに死す」「メソポタミアの殺人」「オリエント急行の殺人」「春にして君を離れ」など。 現代でこそ日本人の普通の人が行けるようになったので親しみ深いが、エキゾチックな舞台ではある。 久しびさに読んだせいか、これぞ正統派の謎解きと心楽しく読んだ。材料が出揃ったところで、さあどうだ、わかるかなーと言わんばかりの、十四章、やはり解らなかった。なので読み応えありということである。 なお、ブログを始める前はもう読書はミステリーで終わろうかなーと思っていた。それはとんでもなかった事が解った近年なのである。

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