やっぱり読書 おいのこぶみ

2014/01/14(火)07:20

吉村昭の本

読みたい本、注目の本(32)

『間宮林蔵』を読了し、今『赤い人』を読書中資料を集めて調べ、史実、事実に近いことがらを 創作を加えてあるだろうが硬質な文章で書かれたものこのような小説をあまり読んでこなかったので圧倒されている『間宮林蔵』は樺太が半島ではなく島であることを照明した人物 間宮海峡として教科書で知っている程度であった林蔵という人物 江戸時代も半ば農民から下級武士にはいあがれる程の才能の持ち主 どのように過酷な人生だったかは興味深いことではあるが それにもまして未開の地であった北海道を林蔵が探索する描写 必ず登場するアイヌ人 丸木舟の操縦、荷物運び、道案内のなどのために雇って協力を得た と淡々と描かれている、その背景に衝撃を受けるそれってもともとアイヌ人が蝦夷(北海道)に住んで居たってこと 少数民族になってしまっているアイヌ人の悔しさや嘆きを思う日本人もこのようにある民族と闘い、力ずくで取って今があるのだ 人間は食うか食われるかなのであるそして『赤い人』 北海道の原野が開拓されたには囚人たちの過酷な働きがあった という小説何人もの何人もの命が埋められている あの広々とした牧場をなんとぼんやり見ていたのだろうかいつものことだけれども知ることが多い しかし、このごろは疲れる   

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