2016/04/07(木)14:04
SFとあなどるなかれ
筒井康隆『七瀬ふたたび』と『エディプスの恋人』かなり前に『家族八景』を読み、上記とを合わせて3部作と知りまして
いつか読もうと思っており、やっと果たしたのです昭和の懐かしいお作だとは思ったものの
「読書メーター」を見てみれば、最近・現在も読まれ続けているということがうなずける、傑作ではございました超能力を持っているからとて
そういう異質の人間が排除されるというテーマは流行りましたわたしが読んで印象深かった本はゼナ・ヘンダースンのピープルもの
『七瀬ふたたび』でも七瀬たち超能力者は排除するものと戦いになり、
凄まじい戦闘の末、敗れてしまう
異なものは生きられないのか?そして『エディプスの恋人』はパロディや暗喩が哲学的思索にここで七瀬は排除はされない、それは大いなるものに守られているから、らしい
おおきくいえば宇宙空間の地球上で人間が生かされているのであって
自由意思で生まれてきたのでもなく、状況を変えられもしないのであるというま、基本そうなんですけれどもね
わたしたちは自分だけの意志で生きていると思いたいだけなんです
自分の意志で生まれてきたわけではありませんから、仕方ありません