2016/10/17(月)08:49
『羊と鋼の森』宮下奈都
「明るく静かに澄んで懐かしい文体」
「少しは甘えているようでありながら、きびしく深いものを堪えている文体」
「夢のように美しいが現実のようにたしかな文体」
ある青年がピアノの調律師になる物語
高校の放課後、偶然に出会った調律師が
体育館のピアノに取り組む姿や演奏ではないピアノの音が
まだ少年の主人公の心に響く、忘れられなくなる
「弟子にしてください!」
実際は専門学校に通ったのだった
そして、その魅せられた調律師の所属するお店で働くことになる
ところで
わたしはCDでピアノを聴くのは好きだけど、ピアノは弾けない
ピアノって楽器をよく理解していなかった
「羊と鋼の森」がピアノであるというのがこの本のテーマ
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知りたい方は読んでくださいな
たが、わたしは冒頭の文章にシンクロしてしまった
ピアノの調律に欠かせない心得だという
さすが、文学作品だ