やっぱり読書 おいのこぶみ

2016/10/17(月)08:49

『羊と鋼の森』宮下奈都

読書メモ(479)

「明るく静かに澄んで懐かしい文体」 「少しは甘えているようでありながら、きびしく深いものを堪えている文体」 「夢のように美しいが現実のようにたしかな文体」 ある青年がピアノの調律師になる物語 高校の放課後、偶然に出会った調律師が 体育館のピアノに取り組む姿や演奏ではないピアノの音が まだ少年の主人公の心に響く、忘れられなくなる 「弟子にしてください!」 実際は専門学校に通ったのだった そして、その魅せられた調律師の所属するお店で働くことになる ところで わたしはCDでピアノを聴くのは好きだけど、ピアノは弾けない ピアノって楽器をよく理解していなかった 「羊と鋼の森」がピアノであるというのがこの本のテーマ ? ? ? 知りたい方は読んでくださいな たが、わたしは冒頭の文章にシンクロしてしまった ピアノの調律に欠かせない心得だという さすが、文学作品だ

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