やっぱり読書 おいのこぶみ

2021/06/06(日)10:01

『子供たちはどこにいる』メアリー・H・クラーク

読書メモ(478)

「面白くて怖くて夢中に読める」 と自家薬籠中の物にしていたクラーク本の第二弾。 わたしがハマった最初のクラークの作品でありまして30年ぶりに再読す もちろん細かいところは忘れていましたから 「面白く、怖く、夢中で読みました」 しかし、しかしです あれれ、偶然が重なりすぎなんじゃない? そうです ご近所に住んでいて知り合いの人が、 元弁護士で隠居仕事に昔のナンシー・ハーモン事件を調べていたとか ナンシーの亡くなった母の友人が精神科医で事件に乗り出すとか 都合よすぎますよ。 と、これって二度目に読む余裕なんでしょうね。 で、余裕の夢中読書でも、やっぱりその深層の闇は考えさせられました ヒロインのナンシーが知らず知らずのうちにはまってしまう異常の夫婦関係。 今ならこのような独特な心理解明のスピーディーな展開の本は たくさんありますけども、 30年くらい前(初版1975年)の時代には少なかったから いえ、はしりだったように思いますから、印象深かったわけです。 しかし、もう古典なのかも 私の持っているのは新潮社の文庫初版本(1980年発行) いまのところ、その文庫しか古本市場にはありません。 カバー裏にバーコードがありません、新中古書店ではもう引き取ってくれませんよ もちろん個人通販すればいいのですね、しませんけど 笑

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