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テーマ:本のある暮らし(3300)
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大人になると寝ぼける事が減りますよね。
まあ、ちょっとは寝言を言ったり、トイレと間違えてフスマを開けたりぐらいはすると思いますが。 さすがに、怖い夢を見て悲鳴を上げるなんて事はなくなりましたよね。いい年して、そんな事していたらみっともないですよね。 でも、そのみっともない事をしてしまいました。 はい。いい年をして、怖い夢をみて思い切り悲鳴を上げてしまいました。 それも、「うわあああ」とか、きちんとした悲鳴ならまだ完成度が高かったのですが、嫁さん曰く「ヤカンのお湯が沸騰した時」のようなやや甲高い「ピヒョオオオオ・・・」という、実に情けない悲鳴だったそうです。 寝る前にいつものように、読書をしたのですが「生ける屍の死」という、ややそれっぽいのを読んでいたせいか、若干寝不足が続いたせいか、分かりませんが悪夢を見てしまったのです。 夢の中で、僕はある一室に布団で寝ていました(夢なのに)。実家の部屋のようであり、旅館のようでもある、そんな部屋でした。 夢の中の僕は、なかなか寝付けず、うつらうつらを繰り返していると、金縛りになります。でも、僕は実際に何度か金縛りにあったことがあるので、夢の中の僕も(あ~、疲れているからだな)とそれほど怖がっていません。 やがて、金縛りが解けて、またなってを2回ぐらい繰り返したときです。僕の左手のほうの床から、髪の長い女の人がズブズブと浮かんでくるのが目の端で見えるのです。(うわ、怖い)と思ったのですが、部屋も暗いし金縛りで首も回せないので、ちゃんと見て確かめる事が出来ません。 でも、これまでの経験で「怖い」と思っていると、幻覚みたいのが見える事があったので、夢の中も僕も(僕が怖がっているから見えるんだな)と思っています。 だけど、その女の人は床から徐々に全身を出すと、少しずつ僕に近づいてきます。僕のほうも、やっぱり恐怖心が隠しきれません。(うわ~、こえ~)と思いながら必死に体を動かそうとしますが、全然動きません。それでも、頭の中では(でも幻覚なんだよな)と安心している部分もありましたが、突然「ガシッ!」と女の人が僕の左腕をつかみました。 僕の我慢は一気に限界を越え、「うわあああ」と大声で叫びました。 現実には、「ピヒョオオオオ・・・」だったんですが。 その声で目覚めました。 嫁さんの「なに?今の音?」という素朴な質問がとても恥ずかしかったです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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