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テーマ:食べ物あれこれ(50365)
カテゴリ:ごはん日記
春が来たのがうれしくて、ふわふわ、ふらふらしていたらあっという間に4月。 東京では桜が満開だそうですね。 雪国ではようやく梅が咲きました。 皆さま、いかがお過ごしですか? いつもの食いしんぼう四方山ばなし。 * いつも買い物に行く店で、おいしそうなあさりを見かけるようになったので、以前からずっと作りたいと思っていた高山さんレシピのフライパンパエリアを作る。 今度、家にお客さんを呼ぶことになったので、その試作も兼ねて。 つぶしたにんにくとみじん切り玉ねぎをたっぷりめのオリーブオイルで炒め、お米とローリエを入れてコンソメと塩で味つけ。 お米が透き通ったら酒(レシピでは白ワイン)と水を入れてあさりをのせ、煮立ったら弱火にしてふたをし、炊くこと30分。 最後に強火でおこげを作り、しばらく蒸らしてから黒こしょうをひき、パセリを散らす。 レシピだと刻んだ香菜も散らすのだけど、くまはにおいの強い野菜が苦手なので省略。 あさりのだしがごはんに染みて、磯の香りがするおいしいパエリアができました。 あさりは塩抜きが億劫で(にょろにょろがいっぱい出てきてこわいし、申し訳ない気持ちになる)、つい敬遠していたのだけど、こんなにおいしいならまた作ろう。今度は酒蒸しだ! * それから、車麩。 このあたりは車麩の産地で、どこのスーパーにも輪切りの山盛り、あるいはながーいフランスパンみたいな形のまま安く売られている。 何を隠そう子供のころ、おやつのかわりに毎日もぐもぐお麩を食べていたほど麩好きのわたし。 さっそく輪切りをひと山買い込んできて、まずはシンプルに、みりんと砂糖としょうゆで煮付けてみました。 茹でたほうれん草を添えていただく。 やさしい甘さと食感。もちもちして、そこらのはんぺんよりうんと食べごたえがある。 今度は卵液にひたして揚げ煮にしてみよう。おいしいだろうなあ。おいしいにちがいない。 * 週末にはくまと、峠を越えて県外からもお客さんが来るという評判のお蕎麦屋さんへ。 たしかに、県外ナンバーの車がずらっと並び、店の外までお客さんが待っている。高まる期待。 板蕎麦食べ放題(!)というのもあったのだけれど、とても食べきれないだろうと判断し、天ぷらと板蕎麦のセットを注文。 待つ間、しゃきしゃきの大根サラダ(4種のドレッシング)と2種類のかぶの漬物が食べ放題。これで野口英世先生一枚以下のお値段なのだから、田舎はすばらしい。 隣のテーブルからお蕎麦をすする音と天ぷらの匂いが流れてきて、もうおなかぺこぺこ。甘酢で漬けたおいしいかぶをお代わりしまくるわたしに、 「お店の戦略にはまってるぞ!」とくまがささやく。 お蕎麦は10割なのにごわごわ感が少なく、のどごしがよいのでつるんと食べられる。 天ぷらは冷めてもさくさくで、まことにおいしい。 蕎麦湯の最後の一滴まで、ふたりで争うように飲み干してしまった。 ああー日本酒飲みたい! 三度の飯より麺が好き(?)なわたしの父に、なんとかしてこのお蕎麦を食べさせてあげたいなあ。 蕎麦の味には水や空気が確実に関係しているから、できればこの店に連れてきたいものだ。 毎日毎晩お蕎麦ばかり食べていた蕎麦通の文化的上司さまも、この店のお蕎麦を食べたらきっと、びっくりするだろうなあ。そちらにもお蕎麦屋さん、ありますか? あんまりおいしかったので勢いがついて、帰り道でおいしいジェラート屋さんに立ち寄る。 わたしはさくらの塩漬けが入ったアイスと、きなこもちのアイス(小さなおもちが入っている)をダブルで注文。やさしい春の味。 「どれもおいしそうだねえ」と言い合っていたら、「これ、食べたことある?」と店のおばちゃんがわたしにパイナップル味をひとくちおまけしてくれました。わーい。 すでに自分のアイスを手にしていたくまも慌てて「きいちごでお願いします!」とおまけアイスの種類を指定している。ちゃっかり夫婦。 アイス屋さんには、男の子2人、女の子1人の大学生らしい3人組がいた。 おお、青春だ!と下種な勘繰りをして盛り上がるわたし。あきれるくま。 大学生のころ、春ってそれだけでうきうき、わくわくして、自分がどこへでもゆける、何にでもなれる気がしたよなあ。なつかしい。 何だか10代みたいな気持ちになり、くまが運転する車の窓を開け、ラジオのボリュームを上げて奇声を発するわたし。さらにあきれるくま。 来年の春は、どこで何を食べていることやら。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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