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テーマ:日々自然観察(9780)
カテゴリ:お散歩日記
散歩のつづき。 冬の花壇に、白や、紫や、赤紫の花がたくさん咲いている。 なんの花だろうと気になって、帰ってきてから調べたら、「紫羅欄花(あらせいとう)」というあぶらな科の植物でした。 あらせいとう… どこかで聞いたことがあるな。 ああ、そうか。詩のことばだ。 * 新川和江「わたしを束ねないで」 わたしを束ねないで あらせいとうの花のように 白い葱のように 束ねないでください わたしは稲穂 秋 大地が胸を焦がす 見渡すかぎりの金色の稲穂→ * くり返して読むことで、いつからか、詩のことばがわたしの体にしみこむ。 花を見たとき、空が青いときに取り出して、味わうことができる。 それはたぶん、とても贅沢なことなのだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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