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本読みのひとりごと

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読むこと、書くことが大好きなbiscuitです。
夫、元気すぎる2人の息子と4人暮らし。

新聞記者を経て、フリーランスライター/エディターに。

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biscuit5750@ Re[1]:木々との対話(09/12) >micoさん こんにちは!すっかりご無沙汰…
mico@ Re:木々との対話(09/12) bisさん、こんにちは。まずは次男くんのご…
biscuit5750@ Re[1]:さようなら、クウネルくん(01/27) >micoさん お久しぶりです! コメントを…
mico@ Re:さようなら、クウネルくん(01/27) クウネル。新装された表紙を見てお別れし…
biscuit5750@ Re[3]:子どもを持つことの不自由と、自由(11/17) >バーソロミューさん お久しぶりです! …

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2010.04.22
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カテゴリ:図書館日記
百合

2週間前にいただいた百合が次々と花をひらいて、玄関を入ると、甘い香りが鼻をくすぐる。
百合の香りを感じると、「真白な百合が鼻の先で骨に徹(こた)えるほど匂った」という一文がかならず頭をよぎる。
夏目漱石「夢十夜」の第一夜。

 *

百合がどんな花かもわからなかった4歳のころ、わたしは幼稚園のゆり組だった。
夜ねむる前、父や母に絵本を読んでもらうのが何より好きだった。
近所の図書館でお姉さんが「読み聞かせ」をしてくれるのは知っていたけれど、知らない子どもにたくさん会うのがこわくて、母にさそわれても一度も足をはこんだことがなかった。

あっという間に25年が過ぎて、人みしりのまま大きくなったわたしが、今度は子どもたちに絵本を読み聞かせる側になるなんて、想像もしなかったことだよ。
4歳のわたしに話したら、どんな顔するだろう。

読み聞かせデビューに選んだのは、この一冊。



五味太郎のしかけ絵本「きいろいのはちょうちょ」。
虫とりあみを持った男の子が、黄色いちょうちょを追いかけてページのあいだを旅します。
それぞれのページにちょうちょのかたちの穴があいていて、前のページから見ると黄色いちょうちょに見えるんだけど、実は信号だったり、ふわふわのオムレツだったり…

子どもたち、主人公の男の子と一緒に夢中でちょうちょを追いかけてくれて、ときどき「ちょうちょ!」と思わず声が出ちゃう子もいたりして。

人前で絵本を読むなんて初めてだから緊張もあったのだけど、なんだか、すごく楽しかったのです。
絵本の楽しみかた、思い出させてもらったみたいで。

さて、次はどんな絵本を読もうか。









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Last updated  2010.04.22 17:02:30
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