HAVE A NICE DAY

2007/08/18(土)21:09

遠藤周作文学館 / 滝 / 「北御門」

trip(77)

諫早まで鰻を食べに行く。「福田屋」が休みだったので、第二候補の「北御門」へ。何が違うかって、たれ。淡口しょうゆのような色で薄味のたれがたっぷり。こってり甘辛の福岡とは全然ちがう。しかも、下にお湯を入れるようになった二重構造の赤楽の器に入ってくる。諫早の鰻屋は全部これだと聞いた。保温効果抜群。でも、たれに浸ってふにゃふにゃになった蒲焼は好みじゃなかった。お汁は味噌汁のみ。肝吸いのほうが好き。ここの名物のうなぎバーガーをお持ち帰りにする。シュー皮に蒲焼、茄子の天ぷら、トマト、レタス、玉ねぎがはさんである。面白い食感。パンのバーガーよりも軽くて、おやつにいいかも。 長崎バイパスを経由して、外海町へ。角力灘の海はロイヤルブルーの青。島は少なく、切れ目なく見える水平線が長い。今日は74年ぶりに日本最高気温新記録が出た。多治見市と熊谷市で観測された、40.9℃。 高気圧、フェーン現象、ラニーニャ、ヒートアイランド・・・理由はいろいろ、人為的な原因もわかっているけどもう取り除けない。 お目当ては遠藤周作文学館。海が見える丘の上にある。海がとってもきれいだけど、暑い。あまりに暑くて、とても日なたに出れない。 この辺りは隠れキリシタンの地であり、黒崎・三重地区が『沈黙』の舞台に想定されているという縁から建てられた。狐狸庵先生のユーモアエッセイはたいてい読んだけれど、キリシタン系は何冊かしか読んでない。こんなにたくさんのキリスト教関連作品があるとは知らなかった。ご遺族から寄贈・委託された遺品・生原稿・蔵書が展示してある。マザーテレサから彼の死に際して追悼の葉書が来ていたのには軽く驚く。 今の作家は原稿用紙に書いて推敲なんかしないはずだから、生原稿を展示できる作家はこれから先いないだろう。エントランスホールの天井は高く、ブルーを基調にした大きなステンドグラスが海側にあって、明るくさわやかなインテリア。 「人間が こんなに 哀しいのに 主よ 海があまりに 碧いのです  遠藤周作」  と「沈黙の碑」に刻まれている。 海岸線を走り、つ(→漢字が使えない)蟹落の滝へ。ダム横の細道に車を止めて、真っ暗なトンネル(人感照明あり)をくぐり、山道をちょっと歩くと滝が見える。滝つぼは平らな岩場になっていて子供たちが水浴びをしている。ここまでくるとちょっと涼しい。 針尾の瀬戸、西海橋を渡って、佐世保・嬉野を経由。川登PAで名物の「あごだしラーメン」を食べて帰る。10時過ぎに出発して、19時前に帰宅。 走行 350キロメートル。               ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー <今日の読書> 眼を閉じて / ジャンリーコ・カロフィーリオ(読了) <今日の音楽> THE BEST OF BOTH WORLD VAN HALEN Disco champion

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