2008/08/16(土)23:41
石田衣良
『夜の桃』を読んだ。頭使わずにするすると読めた。
石田衣良の本をまともに全部読んだのは初めて。
登場人物に興味持てないのが、読めなかった一番の理由。
週刊新潮の連載を見た覚えはあるが、読んだことはない。
で、単行本になったら読めた。主人公が少年じゃなくて中年男だからかな。
仕事で成功し、妻とは仲良く、愛人とも良好な関係という45歳が主人公。
で、新しい愛人は26歳の処女で、どっぷり溺れる。 もう出来すぎな設定。
「暗渠の宿」の後に読むと、その落差のもの凄さに笑えてしょうがない。
男の究極の願望って結局こーゆーのだろうな。
まー、とにかくエロい。エロさが売りのファンタジー。
後半はあらすじのようにパタパタと進んで、修羅場も軽くて拍子抜け。
ラストは主人公の軽薄さを強調。リセットというか、懲りない男って感じがよく出ていた。
思った通り、なんか足りないイラの本。
よほどヒマで退屈な時しか読まないな・・・
ひまつぶしの読み捨て、そんな位置づけでいいかしら、石田イラ。
夜の桃