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2017/01/12(木)01:03

優雅なウィーンの調べにうっとり

ウィーン・リング・アンサンブルのニュー・イヤー・コンサートに行った。いつものようにすばらしい演奏だった。今回は打楽器が大活躍で、ユーモラスな演出にも凝っていたのが 印象深く、明るく楽しい曲ばかりだった。 ウィーン・フィルのメンバー9人で編成されている。(ヴァイオリン2名、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、クラリネット2名、フルート、ホルン) 目をつぶって聴くと、たったの9名だとは思えない。 オーケストラ並みの厚みのあるハーモニーに魅了された。 ポルカとワルツを主にして、シューベルト・メドレーとオペレッタを加えたすてきなプログラムで、アンコールは3曲。 澄んだ音色、繊細な技巧。 単に技巧に優れているだけではなくて、華やかな空気というか ウィーンの雰囲気をそのまま運んでくれているよう。まるでウィーンの舞踏会に招かれたかのような気分だった。 アンコールの「美しき青きドナウ」は、優雅でのびのびとしたメロディ運びは独特。ウィーンのミュージシャンにしか醸し出せないすがすがしく、今にも踊りだしそうになる演奏だった。 ラストは、お決まりのラディッキー行進曲。強弱のつけ方といい、テンポといい、まさに大御所。大喝采で幕が下りた。

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