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2011/02/15(火)16:23

名探偵の掟

ミステリ(9)

東野圭吾の『名探偵の掟』は、ミステリ・ファンなら必読の短編集。と言っても、シリアスなものを想定されては困ります。名探偵を名乗る「天下一大五郎」は、年齢/性別不詳で登場し、お決まりの推理小説の決まり手を逆手に取って事件を解決していく痛快探偵小説です。推理小説そのもののパロディと言ってもよいかもしれません。それでいて、それぞれの謎はしっかりしていますので読んでいて飽きません。 「密室殺人」「意外な犯人」「ダイイングメッセージ」「時刻表トリック」「バラバラ死体」など、12の謎に挑戦する名探偵。結末が想像できる人はかなりのミステリ通…いや、ミステリ通は逆に裏をかかれるかも…。 ●『名探偵の掟』 (東野圭吾著、講談社文庫) 同じく、名探偵天下一の登場する長編(続編?)もあります。 ●『名探偵の呪縛』 (東野圭吾著、講談社文庫) TVドラマにもなりました。息子に教えてもらったときにはもう最終回でした(泣)。出演は、松田翔太(名探偵天下一)、香椎由宇(藤井刑事)、木村祐一(大河原刑事)です。DVDが出てます。 ●『名探偵の掟 DVD-BOX』 クリックをお願いします → ( にほんブログ村 )

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