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カテゴリ:仕事術
【中古】 マッキンゼーで学んだ感情コントロールの技術 /大嶋祥誉(著者) 【中古】afb この本は感情にフォーカスしているビジネス書である。 ビジネススキルよりもまずは感情をコントロールすることが重要だという。 マッキンゼーの一流ビジネスパーソンは皆自分の感情をコントロールすることがうまく、 感情に左右されて無駄な仕事を増やしたりいたずらに不安や怒りをあらわにしたりしない。 そのことで冷静に的確な判断をすることができる。 感情コントロールは、「技術」であり誰もがやり方を覚えれば身につけることができる。 感情コントロールは以下のプロセスで行う。 1.感情を意識し冷静に受け止める。 2.感情が湧き起こった問題の構造を把握する。 3.どうしたらその問題が解決されるか。 まずは自分の感情を認め、受け入れる。 そしてどのようなことが原因でそのような感情が起こったかを把握すること。 最後にどうしたらその問題が解決されるかを考える。 自分の感情をコントロールするという意味では、1と2のプロセスが特に大事であると思う。 そのような感情が起こったことを決して否定してはならない。 感情が乱れている人というのは、自己肯定感が低い人が多い。 自己をありのままに受け入れること。 自己肯定感が低い人というのは例えば仕事上でミスをしたときに次のような状態になる。 落ち込む→自分はダメ人間と思い込む→もしかして上司に嫌われている?→相手に対して怒りを覚える→二度とミスしたら次はないと自分を追い込む このように悪いスパイラルに陥ってしまうのだ。 また、相手が自分に対してどう思うかどうかは相手の問題であり、自他の問題を切り分けることも大事。 相手がどう思っているかを考えることは無駄だし自分の妄想に過ぎない。 では自分の感情を「見える化」して受け入れるにはどうすればいいか。 紹介されているのがクリアリングノートという手法。 ノート見開き2ページの左側に、嫌なことがあったことやその時感じた感情をとにかく書き連ねる。 一旦ノートを閉じ、しばらく時間を置いてから開く。 冷静になった状態でもう一度みると客観的に見られる。 そして右側に「賢者」になった気持ちでその自分の気持ちにアドバイスする。 これは是非実践したいと思った。 また、感情コントロール以前に肉体的健康や心の健康も重要だという。 睡眠・食事・運動。 心身のコンディションを整え、しっかりと休息をとることがまず何よりも大事である。 心身の健康が整っていないと感情が乱れる原因になる。 書いている中で自分が特に気をつけたいのが、糖分の取り過ぎ。 糖分を摂取してインスリン分泌過多になると一時的に低血糖になり、キレやすくなるらしい。 今までビジネススキルとか専門知識ばかり入れようとしてきたけど、 心身の健康と感情コントロールという人間の内面的な部分が仕事をする上でも一番大事なのだと気付かせてくれる本であった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年09月28日 07時18分13秒
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