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30代サラリーマンの読書日記 ~本の感想・あらすじ~

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2021年10月09日
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カテゴリ:健康

【中古】 世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事 /津川友介(著者) 【中古】afb

本当に良い食事とは何か?
を科学的根拠に基づいて解説している。

斬新な内容ではないが、なぜこの食品が良いのか悪いのか、理由をきちんと知りたい人にはとてもおすすめ。

理由を知ることで納得でき記憶にも残りやすくなると思う。


結論としては、魚、ナッツ、オリーブオイル、野菜・果物を積極的に食べる。

白米・小麦・砂糖、赤い肉(牛や豚のことであり、鶏肉は除く)、ハムやソーセージなどの加工肉、バターなどの飽和脂肪酸を含む食品は避けること。


ナッツ、オリーブオイルには脳卒中、心筋梗塞のリスクを下げる効果がある。


魚には心筋梗塞や乳がん、大腸がん、肺がんのリスクを下げる効果がある。

魚は1日60g以上を取っている人は12%死亡リスクが低いというエビデンスがある。


野菜・果物は糖尿病リスクを下げる。
しかし、果物のジュースは逆に糖尿病のリスクを上げるから飲まないようにすること。

ジュースには食物繊維など栄養が無くなって糖分だけになっているためである。


野菜ジュースが良いか悪いかというのは、今のところ明確なエビデンスはないらしい。

自分は毎日青汁を飲んでいるが意味がないのだろうか、とふと思った。
でも青汁は葉っぱを凍結乾燥しているから、繊維もそのまま入っているはず?
誰か知っていたら教えてください。

また、テレビの健康番組などではよく野菜の成分に着目していることが多いが、野菜に限らず何の「成分」をとるかではなく何の「食品」をとるかが重要。


例えばベータカロテンを含む野菜は糖尿病などのリスクを下げるが、ベータカロテンを抽出したサプリメントや飲料を摂取すると逆にがんのリスクが上昇するというエビデンスが存在する。


人工甘味料に関しては体に悪いという研究結果もあるが悪くないという結果もあり、実際のところよくわかっていない。

しかし、摂取することで体が甘いものを欲するようになり、砂糖などの過剰摂取にもつながることが指摘されているためなるべく控えたほうがよいとのこと。



白米、小麦は糖尿病のリスクを上げる。

玄米や全粒粉小麦などの、周りの茶色いふすまと呼ばれる部分には食物繊維やビタミンB、Eなどが含まれるが、白い部分にはほとんど栄養が無くほぼ糖分である。


白米、小麦といった「白い炭水化物」の代わりに玄米や全粒粉のパン、蕎麦などいわゆる「茶色い炭水化物」を取ること。

白い炭水化物は少量ならいいというわけではなく、少量であっても摂取量に比例して糖尿病のリスクが上がるという研究結果があり、なるべく取らない方が良い。



ちなみに、農林水産省が推奨する栄養摂取量というのは真に受けない方がいい。

彼らは農家を保護する立場にあるため、間違っても白米を取ってはいけませんとは言えない。

事実、農水省は2015年に玄米などの食品を扱うレストランなどに「健康にいい食事」という認定マーク制度をつくろうとしたが、政府与党が白米生産量が下がるという理由で反対し実現しなかったらしい。



妊婦の食事は、野菜、魚、生ものを控える。
生卵や半熟卵、カビで発酵したチーズ、生野菜にも注意する。

葉酸を摂取することで胎児の神経管閉塞障害のリスクを下げることができることため、野菜、果物を1日5単位(5回分)の摂取が必須である。

これはかなりの量であるので、足りない分はサプリメントで補う。



この本を読んで、改めて普段食べている食品の怖さというのを感じた。

自分は今まで甘いものをよく食べていたが、糖尿病になると言われてもよくわからなかった。

しかしこうした本を色々と読むと食品リテラシーが高まってきて健康意識が高まる。


日常で外食することや会社で食べることもあるし、人が作ってくれたものを拒否するわけにもいかないが、少なくとも自分から積極的に悪い食品を選ばないことでリスクを低くしたいと思う。


また、この本に書いてあるのはあくまでも病気の可能性が高いか低いかという統計的データなので、全ての人に当てはまるわけではないことに注意。


これを参考にして自分に合った食生活を選びましょう。





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最終更新日  2021年10月09日 06時03分27秒
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