読書とパイプの日々

2006/03/09(木)20:16

『不思議の国のアリス』

今日読んだ本(80)

ルイス・キャロル 著 トーベ・ヤンソン 絵 村山由佳 訳 メディアファクトリー ; ISBN: 4840115109 ; (March 2006) 評価(★★★→無印→☆☆☆7段階評価):★ あのトーベ・ヤンソンがあの不思議の国のアリスに挿絵をつけていた! それだけで、買った本です。 では、挿絵を見てみましょう。 うん、トーベ・ヤンソンそのものですね。 公爵夫人と豚に変わる赤ん坊、癇癪持ちの料理人の場面ですが、後ろにいるムンクの叫びみたいなのがアリスです。 まあ、これだけならコレクションの1冊として楽しく本棚にならべられるのですが、村山由佳の訳がクセがあるというか何というか、既訳との違いを出したかったのか個性なのか分かりませんが、今までアリスを読込んだ人ほど違和感があるかもしれません。 「チェシャ猫さん」は、まだいいとして、最初に会った時には「チェシャにゃんにゃんこさん」なんで、ルビはふってませんが、そう読まなくちゃいけないんでしょか(笑 気違い帽子屋は大阪弁(河内弁とか細かい差異は分かりませんので、とりあえず)だし、チェシャ猫にしても「イカレポンチ」なんて言うし 『ホビット ゆきてかえりし物語』ダグラス・A・アンダーソン注 山本史郎訳 原書房刊もそうですが、クセのある訳をする人って、どうして死語を使いたがるのでしょうか、ナンタルチア! (山本訳では、ガンダルフがこう叫びます) 

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