カテゴリ:ほん
2013年2月の読書メーター
読んだ本の数:9冊 読んだページ数:2227ページ ナイス数:72ナイス 株式会社 家族 読了日:2月27日 著者:山田 かおり,山田 まき ふる 読了日:2月24日 著者:西加奈子 あと少し、もう少しの感想 瀬尾さんらしいさわやかな作品でした。テーマは『風が強く吹いている』手法は『桐島、部活やめるってよ』と似ていて目新しい感じではありませんでしたが、瀬尾作品に一貫して流れている山奥の清流のような清々しさは、ほかの作家さんにはない特色だと思います。心が洗われるようです。 読了日:2月21日 著者:瀬尾 まいこ 101%のプライドの感想 ロンドン五輪で金メダルをとったイケメンボクサーの自叙伝。メンタル本というより、やっぱり村田諒太の生き様を知る本といったほうがしっくりくる内容だったと思う。世界の頂点に上り詰める人というのは、やはりここぞというときに踏ん張りがきき、絶妙のタイミングで人生のキーマンに出会い、そんなこともすべて含めて才能なんだと思わされる。自然体な語り口が好印象。 読了日:2月18日 著者:村田 諒太 何者の感想 大学生の就活の話。朝井さんがまさに自分が経験した就活を自分の目線で描き出したリアリティあふれる話だと思いました。内定を勝ち取るために、自分を自分以上の自分ではない”何者”かに見せかけることに必死になる仲間たち。それは就活だけでなく、人生のあらゆる場面で見かける光景だと感じます。逆に等身大の自分をありのままに他人に見せることができる人の方が少ないのかもしれません。この小説の中では流行のツイッターが駆使されていますが、140文字から零れた言葉の中に大事な気持ちが隠れている、という主人公の言葉が胸に残りました。 読了日:2月18日 著者:朝井 リョウ 七緒のためにの感想 この物語を読んで、あらためて十代の女の子の難しさを実感しました。揺れ動く思春期を理解しようとすることは数学の難しい公式を理解することより困難で、私たち大人は彼女たちを理解するより受容することに徹するべきだとそんな気がしました。ふたつめの「水の花火」は比較的わかりやすかったですね。 読了日:2月10日 著者:島本 理生 ノエル: a story of stories 読了日:2月8日 著者:道尾 秀介 ことりの感想 小川さん独特の静謐な雰囲気が物語全体をやわらかく包んでいる感じがしました。たぶん舞台は日本なのだと思いますが、どこか遠くの国のお話を読んでいるような、そんな不思議な感覚になるのも小川さんの物語の特徴ですよね。 読了日:2月6日 著者:小川 洋子 ふくわらいの感想 あまりのグロさに読み続けられるのかと思いましたが、気づけば1日で読み終わっていました。グロさの先にある何かにとても心動かされました。それが何かということはうまく言葉にできないのですが、なにものにも影響されないまっすぐなありよう、存在そのものを全肯定する強さ、というようなものでしょうか。さすが西さんです。脱帽。 読了日:2月1日 著者:西 加奈子 読書メーター お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年03月05日 10時33分33秒
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