こんにちは♪
本日の1冊はこちら(*'▽')
【内容情報】(出版社より)
ヤケ酒の帰り道に、家出JK・沙優を拾ったサラリーマンの吉田。そのまま始まった微妙な距離感の同居生活にも慣れてきた頃、沙優から”お願い”を切り出される。「バイトをさせてください」「いいぞ」「いいぞって! ……え、いいの?」 遠慮ばかりだった沙優が「自分のやりたいこと」を教えてくれた。それだけのことがなんだか嬉しい吉田。そんななか、元片想い相手である後藤さんに、なぜか2人きりの夕食に誘われてーー「吉田君のお家に行きたいって言ってるんだけど」サラリーマンと女子高生の日常ラブコメディ第2巻。
沙優が”過去”・”傷”と向き合う2巻は結構重めの話に・・・
1巻の時点で結構重めの話ではありましたが、2巻では特に謙虚に・・・
それでも、”過去”を乗り越え、”未来”を目指すことを決めた沙優はとても強く、大人でもできる人物は少ないのではないでしょうか?
そして徐々に変化していく自分の気持ちに振り回される沙優と、沙優の存在が大きくなっているにもかかわらず、”気づけない”吉田はどのような最期を魅せるのか今からちょっと楽しみです。
始まりは吉田と沙優が出会ったことですが、そのさらに前の”出来事”の真相が明らかに。。。
元々後藤さんに振られたことがきっかけで、やけ酒をし沙優と出会いましたが、振られた理由が『恋人がいる』でしたが、1巻の行動や描写を見ていた限り疑問に思っていた答えが明らかに・・・
理由については正直感覚的なものだったので、そういう人もいるのかな?っと。。。
あまり濃い描写ではなかったですが、彼女が沙優に”現実”を突き付けるシーンについては結構考えさせられました。
彼女が沙優に伝えた言葉は”理想”であって大人でも実行できる人は恐らく一握りでしょう。
吉田は恐らくですが沙優の答えが出るまでそれこそ本当の意味で”いつまでも”待つと思います。
そんな心地いい”逃げ道”をうまくつぶすあたりちょうどいい相方なのかもしれませんね。
二人の最終的な関係も注目ですね。
そして、沙優の過去の”仮宿”である男性が登場!!!
結構クズなキャラが出てきてびっくりしました(;゚Д゚)
ダークよりな話なのであのくらいでいいような気もしますが、複数の女性全員に対して平等の愛をささげれば相手もそれにこたえてくれる。
ハーレム的な意味では正論ではありますね。。。
まぁ、ほかの女性達もまたほかの女性の存在を知っており、それを許容していればという前提条件が付きますが、全員がそれを許容でき、”現状”から踏み込まないなら成功するのでは?
まぁ、そんなものは今回は関係なく、過去の関係から言い寄るというのは悪い手ではないと思います。
誰が何と言おうと彼が行った手段は犯罪ですが、誰しもがやったことがあることです。
”成功体験”にしろ”失敗体験”にしろ、それを盾に相手がうなずくしかできな状況を作るのは常套手段では?と思います。
そんな沙優の”過去の傷”そのものであるキャラクターですが、言っていることは結構正論が多かったからかあまり嫌いになれないキャラですね。
このひと悶着から沙優は”未来”に進むことを決め、”巣立つ”準備をはじめましたが、吉田への想いをどうするのか・・・
後藤さんの気持ちも知ったことでどのように動くかわかりませんが、”過去”を乗り越えて”未来”へ進む覚悟をした彼女を最後まで応援したいですね。