読書の日々

2021/12/04(土)22:53

不登校の幼馴染が学校に行く条件は、毎日俺とキスすることだった

ラノベ(457)

​こんにちは♪ 本日の一冊はこちら(*'▽') 不登校の幼馴染が学校に行く条件は、毎日俺とキスすることだった【電子書籍】[ 倉敷紺 ]楽天で購入 高二の宏樹の日課は不登校の幼馴染ユキの家に毎日通うこと。何度呼びかけても部屋から出てこない彼女に宏樹は最後の手段を使うーー。「何か俺にできることない? 何でもするから」「……それなら、毎日私とキスして。そしたら学校に行く」 彼女の真意が分からぬまま、ユキの部屋で、屋上で、放課後の教室で。誰にも見つからないように何度もキスをした。「初めてだから……上手くできないかも」「下手くそなキスでごめんね、もっと上手くなるから」「……続き、していい?」 俺たちは付き合ってない。なのに、どうして俺とキスするの? キミの本当の望みは? これはキスから始まるラブコメディ。​カクヨムのトップバナーの宣伝で見かけ、タイトルと表紙を見て買うことを決めた作品で、タイトルとプロローグでのつかみは結構いい感じ(*´∀`)b 宏樹とユキが両片思いということは結構早い段階でわかるというか勘のいい人はタイトルからも感づけると思います。 それがなぜこんな歪な関係を気づいているのか、、、 物語が進むことですべて明らかになっていくのですが、その内容については結構わかりやすい構図だったので、今後はその構図をどのように活用していくのかで面白さが変わってきそう。 物語が進むにつれてユキが自分の気持ちに振り回され、”キス”という行動がどんどん大胆になっていく様子ははたから見ても宏樹のことをどれだけ想っているのかわかりやすい尺度になっており、どれだけ追い込まれていたのかもわかる行為になっているのはタイトル回収という意味でもよかった。 上記のことだけならちょっと変わったラブコメという立ち位置で終わっていたと思うのですが、ユキが宏樹に隠していた”秘密”が判明するまでは程よい背徳感も感じ取れ、そこがある意味本作の最高のスパイスになっていたのだと思います。 元がweb作品なので読み切りというより続きが気になる形でフラグを残していますが、どうなるのか? ユキが隠していた”秘密”を知り、それを込みにして彼女のそばにいることを選んだ宏樹が今後どのように行動していくのか気になるところですが、ある意味面白い形で終わっているのでどうなるか・・・

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