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カテゴリ:ラノベ
こんにちは♪
本日の一冊はこちら(*'▽') 和奏の告白を受けて、戸惑う一悟。 その現場を目の当たりにしたルナも激しく心揺さぶられていた。 常識的に考えれば、一悟は和奏と結ばれるべき。 一悟は、ルナは、それぞれどんな選択をとるのか……。 けして許されない純愛物語、第三弾。 「私、イッチを取られたくない」 和奏の告白により、一悟とルナを取り巻く世界は大きく変化した。 ルナ、和奏……二人との間に生まれた三角関係の狭間で、一悟の心も大きく揺れ動いてしまう。 一方、ルナもまた、自身が一悟の傍にいてもいいのか、和奏こそが本当に一悟に相応しい女性なのではないかと懊悩を抱くようになる。 常識、倫理、弊害、現実……向き合うべき問題に追い詰められた時、ルナと一悟が出した結論は──。 「私を、恋人にしてくれますか?」 すべてはその言葉から始まった。そして、二人は遂に未来を選び取る。 社会人×初恋の人の娘による、許されない純愛物語──決着の最終巻。 社会人と高校生による純愛物語もいよいよ完結。偶然出会った初恋の人の面影を持ったルナに惹かれ、共に過ごしつつもルナを通して初恋の人を見ていた一悟も前の巻で彼女の”死”を受け入れ、ここからどうなるかというところでもう一波乱。 それぞれの人物の”恋愛”への向き合い方や、立場・年齢差を考えさせられますが、心温まる物語ですし、3巻ととても読みやすい長さにもなっているので、読む本を探している方は是非読んでみてください。 1巻で出会い、それぞれ惹かれあうもルナを通して初恋の人を見ていた一悟 2巻では彼女の境遇をしり、彼女の家庭環境を修復しさらに初恋の人の”死”という現実を受け入れ、ルナ本人を見始めた一悟 今巻ではその集大成といってもいい完結編になっており、今まで以上に立場や年齢という世間からの目を気にした行動や悩みを凝縮されています。 高校生(子供)と社会人(大人)という世間では受け入れがたい関係をわかっていつつも、隠れて過ごしていたツケがここに来て露呈してしまうのはある意味しょうがないことだと思います。 どんなに周囲に注意していても”秘密”というのはどこからか漏れてしまうもの… その秘密を知った人がどのような感情を抱き、とらえるかによって変わってきますが、今回はある意味最悪という形でそれが敵意を向けてくるあたり、本当に難しいことなんだと思います。 関係の露呈、同僚と思っていた人からの告白など悩み事が一気に迫った一悟ですが、夢とはいえ初恋の人のアドバイスによって自分の気持ちを固めるあたりそれだけの”想い”が彼女に会ったのだと思われます。 大人になると相手を『傷つけない』ように、『当たり障りのない』行動する機会が増えますが、本当の優しさは『自分の気持ちを偽るのではなく本音で語ること』それがたとえ相手を傷つけてしまうことであっても偽ってほしくないというのが正直なところでしょう。 それにより一人の気持ちに整理がつき、次のステップに進むことを決意し、一人は最上の結果を得るという悲しくも嬉しい結果に終わったのはとても潔かったです。 ルナ自身も高校生らしからぬ察しの良さで一悟のために自分のできることを選んでいますが、彼女はまだまだ成長途中なのでもっと大人を頼ったほうが良いとは思いますが、高校生ってちょうど背伸びをしたり、一人で結論を出してしまいがちなのはしょうがないのかな? 彼女の場合、環境も相まってその傾向が強かったので、自然と一悟から離れるという結論を出してしまったのは本人たちの気持ちを抜きにすればある意味正しかったと思います。 表紙のルナの涙の意味は是非本作を読んで知ってほしい作品です。 どのような結末を迎えていても彼と彼女は出会うべくして出会い、そしてお互いに共通した人物を通して惹かれあったのは真実ですし、幸せだったと思います。 完結おめでとうございます。 少し切なくもきれいな物語をありがとうございました。 次回作も応援しています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.03.08 00:01:36
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