世界大会日誌(その11)【世界大会日誌(その11)】競技について書くのは、今日がラストです。 個人戦2日目の2種目目は、アキュラシー。 全体練習の時点で、世界の実力を見せ付けられました、、。 みんなアキュラシー上手いです! かなり練習している感じで、あと重たいブーメランをパワーで戻す人が多く、大きく外れる事が少ない様に思います。(重たい3枚翼を投げている人が多かったですね) この練習中にも、ドイツのボーンズのメンバーが僕にアドバイスをしてくれます。(この人は、本当にフレンドリーな人でした) 本番も、みんな10点を連発! その中で、細谷君が、「キウイ・ハウス」で購入してくれたX-FLY(ABS)にただ穴を開けただけと言うブーメランで大健闘の85点! (世界3位に入りました!) 僕も、一度10点&8点を出したのですが、、結果は56点の69位。横投げ気味で風に乗ってしまい後方に1点と、少しビビってしまって軽く投げた為の前方の2点が痛かったです。 最後の、エンデュランスは、ムラタさんから戴いたサムライTシャツを脱ぎ捨て、「I LOVE BOOMERANG!」Tシャツに着替えました。 このTシャツで、海外選手の駅への出迎えをたくさんしましたね、、僕がこのTシャツを指差すと、みんな笑顔になって、、「ナイスシャツ!」と言ってくれました。 で、エンデュランスは、僕が1番バッターでした。 練習の時風が強くて、いつもは輪ゴムを巻かない方のスナイパーG4に輪ゴムを巻きました。 飯塚君に距離を見てもらって、いや、色んな選手が距離を見てくれていて、「丁度いい!」「20,5m!」と、飛距離はいい感じでした。 本番。 練習の時は、難なくサークル内に戻っていたブーメランが前方に落ちてしまいます。ドロップするほど事はないのですが、前方の同じ様な場所にず~っと行ってしまってました。(力が入り過ぎていたのかも知れません)で、途中で「ショート!」と言われ、、(疲れて来たので上に投げ上げてしまった&横投げのためです)その数回後にもショート。この時ショートと言われたのはキャッチに行かずわざとドロップ、、疲れていました。 かなり動かされたために、最後は本当に疲れちゃいましたね、、結局30キャッチ(73位)でした。(ーー;) ※途中、飯塚君が「もっと立てて!」とか、「もっと強く!」とアドバイスをしてくれてました。m(__)m(ちゃんと聞こえてましたよ~!(^^ゞ) 僕のすぐ後くらいから、どんどん風が弱くなって行って、後半の選手はベストコンディションで投げれたと言うのもありますが、、この情けない数字は、僕の「動かないでキャッチする」と言う練習不足の為だと思います。 今後の最大の課題ですね、、 キャッチさえすればいいと、、そんな感じで練習していましたが、FCにしろエンデュらンスにしろ、いかに動かないでキャッチするかが1番のポイントなのです。 エンデュランスは1番最初に競技を終えましたので、(これで全ての種目が終了しましたしね)そこから最後のフロストまで、初めてゆっくりと落ち着いて見ることが出来ました。 しかし、、そこからの選手は全部凄かったです! ステーブ!飯塚君!バウアー!フロスト! (ほんまに凄いメンバーです、、) アメリカのバウアーは70キャッチで、その全部をサークルの中でキャッチ!しかもノードロップです! バウアーは、競技を終えた瞬間、もの凄い雄たけびを上げました。 「うおお~俺はやったぞ~!このサークルから1度も出ないで、全てのブーメランをキャッチしたぞ~!」 見ていて鳥肌が立ちましたよ、、 バウアーはこの時点でのエンデュランス1位です。 そして、最後はフロストです。 この時、僕はスポッターをやったいたのですが、 フロストの時は、メインスポッターに近い位置にいたので非常に緊張しました。 ショートになりそうなスローはありませんでしたが、、でも、、(ショートせんといてや、、)と祈りながら見ていましたね、、。 で、フロストはやはり凄かったです。 途中、68,9回くらいで、もの凄い雄たけびを上げました、、 そして、バウアーの70回を上回る71キャッチ! 最後の最後で逆転勝利です! (あとで、68,9回の時の雄たけびについて訊いたのですが、この回数で、マニュエルを上回って、総合優勝が決まるって事を知っていたそうで、それで思わず叫んでしまったそうです、、) しかし、、本物は凄すぎます、、 そのフロストと、最初から最後まで同じサークルでブーメランを投げれるなんて、、僕はもの凄くラッキーだったと思います。 トリックの前のプレッシャーは強烈でしたが、、 でも、 コレは、、 ブーメランの神様からの贈り物でしたね、、。 神様、、本当にありがとうございました! つづく |