テーマ:ドラマ大好き(4298)
カテゴリ:朝ドラ チョッちゃん
前話から
1987年(昭和62年)4月6日から放送 原作「チョッちゃんが行くわよ」 黒柳朝の自伝 (黒柳徹子さんのお母さんです)
* * *
あらすじ(54)
頼介が姿を消してから10日。蝶子のもとには何の連絡もありません。
オペラ「椿姫」の最終日、公演会場の舞台裏で顔を合わせた蝶子と要は、公演後にカフェ泉で会う約束をします。
カフェ泉で要を待つ蝶子は、彼が姿を現すとすぐに切り出します。 要に文句があるという蝶子は、頼介が要を殴って腕を痛めたことを謝罪しつつも、頼介の失踪は要のせいだと主張します。蝶子は、要が「つきまとわない」とはっきり言ってくれなかったために頼介が手を出したのだと責めます。
要は、頼介がなぜ怪我をさせたことを知っていたのかと尋ね、蝶子が「私が言いました」と答えると、要は驚きます。 蝶子が、要がバイオリニストであるため、腕の怪我が重大であることを頼介に話したこと、そして頼介がそれを「蝶子が自分の肩を持った」と誤解したことが原因だと説明します。
要は、蝶子が自分の肩を持ったことに嬉しそうな表情を見せますが、蝶子はきっぱりと否定します。蝶子は改めて「全ての原因はあなたです!あなたさえ、私につきまとわなかったら、こんなことにはなっていません!」と要を非難します。
要は、頼介がいなくなったのは、蝶子が頼介を好きだったからではないかと探りますが、蝶子はそれを強く否定し、頼介との関係は幼馴染であり、両親も世話になった人だからだと説明します。
要は蝶子にケーキを勧め、蝶子がおいしそうに食べる様子を見て「実においしそうに食べる人だ」と微笑みます。 そして、「彼は君のことを好いていたな」と頼介の気持ちを指摘し、蝶子を戸惑わせます。
店じまいを促す河本の言葉を受け、蝶子が帰ろうとすると、要は彼女の手をつかみます。離すように促され、手を離した要に、蝶子は「私、本当は嫌いです」と自分の本心を打ち明けます。
要がどこが嫌いかと尋ねると、蝶子は過去の女性問題での要の卑怯な態度、周りの女性たちから良い人がいないことから来る要の人格への疑問、そしてバイオリンを弾く時の厳しさとは裏腹に、友達の家の前で「ユーモレスク」を弾いて名前を呼ぶような子供じみた行動との落差が怖いと語ります。 また、要が女性関係で派手なことも嫌いだと続けます。
それに対し、要は「今、つきあってる女たちとは、すぐ切れるから!これからは、その、君一人とつきあいたい」と突然告白します。
驚く蝶子に、要は本気であると伝え、今までの女性たちとは違い、蝶子が自分になびかないことが気になり、いつか振り向かせてやろうという「うぬぼれ男の意地」から始まった気持ちが、いつしか変わっていったと語り始めます。
要は、雨の夜に円タクを自分で止めようとした蝶子の純粋さ、洋服を自分で作る創造性、公園で見た懸命に遊んだ子供のような汗、そして初めて頼介に会った日、頼介に手を振る蝶子のあどけない仕草に心を惹かれたと熱く語ります。 照れくさそうに話を終えた要は、バイオリンケースを抱えて店を出ていきます。
一人残された蝶子は、まるで「星の世界を漂って」いるかのような戸惑いの中にいました。
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最終更新日
2025.06.24 16:08:34
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