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走走走 歌唄歌 走ること、歌うことのお薦め

走走走 歌唄歌 走ること、歌うことのお薦め

05年3月、京都シティハーフマラソン

9時ちょうどに号砲が鳴った。スタート地点まで1分強。それほど悪くないスタートだ。ただし、ここからが問題。平安神宮を背に、鳥居がスタート地点になっている。この並ぶ場所そのものは道幅も広く、7000人が一斉にスタートしてもロスはそれほど多くない。実際昨年は最後尾からのスタートだったが、ロスは2分15秒。荒川市民マラソンなどは15分から20分のネットロスがあると聞いているが、それに比較すれば全然たいしたことはない。

平安神宮の鳥居からスタート、というのは本当に京都らしくていい設定だと思う。並んでいる間も「京都に走りに来た」という実感が湧いて、テンションが否が応でも高まってくる。しかし、交通規制の問題だと思うのだけれど、スタートしてすぐに右折するというコース設定にはちょっと無理がある。道幅も右折してすぐに狭くなるので、その混雑具合、スローダウンの仕方には初めて参加する人たちは戸惑うようだ。ただ、大鳥居から直進してもその先は三条通り、さすがにこの道をマラソンのためにブロックしてしまうわけにはいかないのだろう。

コースは平安神宮大鳥居からスタート、疎水を渡りすぐに右折、200メートル強地点で右折、500メートルほど北上して左折、そのまま600メートルほど西に進み、鴨川に突き当たる。この途中に1キロ地点が。ここまでのタイム、

7分00秒(グロス)

スタートロスが1分強だから、ネットではなんとか5分台。昨年はこのあたりはまだ人の足を踏まないことに神経を集中していた。それに比べれば悪くない。鴨川東岸で川端通りを左折、しばらく南に向かう。御池通りで右折し、また西へ。御池通りは京都でも比較的広い通りなのだが、片側だけしかこのマラソンに開放されておらず、少し上がって来たかなと思われたペースもまたここでスローダウン。京都市役所前を通り、烏丸通りまで西に進む。

~2キロ 4分49秒
~3キロ 4分47秒


それなりにペースは上がって来ているけれど、それでも自分の目標とするペースまではまだまだ。

烏丸通りで右折して北上、丸太町を横切るとそこからは右手に京都御所。

~4キロ 4分19秒
~5キロ 4分12秒


ようやく思うところのペースに。しかし、

~5キロ トータル 25分07秒

残り16キロ強で、90分を切るためには残された時間は65分弱。キロ4分で走っても64分、今の自分の実力からしてちょっと無理な相談だ。まぁ、ようやく自分のペースで走れるようになったのだから、後は楽しんで走ろうと気持ちを切り替えた。

京都御所の北の通り、今出川通りで右折して東へ。河原町通りで左折して北。鴨川に出てからまた左折して鴨川西岸沿いに鴨街道を北上する。このあたりがだらだらした上り坂で、最初に訪れる難所。この鴨街道の途中にある出雲路橋を東に渡ったところに実家があり、兄夫婦や姪が応援に来ているはず、と思ってサングラスも外して探しながら走ったのだが見当たらず。実は父も含めて応援に来てくれていたのだが、お互い人が多くて見つけられなかった、残念。

~8キロ 12分54秒(平均 4分18秒)

途中、7.9キロ地点あたり、鴨街道~北大路通り交差点で、35分過ぎに北大路通りが一般の交通に開放されてしまうため、35分以降は回避して橋の下を走ることになっている。スタートロスがなければ問題なく通過できるところだけれど、最初の1キロが7分ではそれもかなわず、残念ながら道路から川沿いの散策路へ。橋の下をくぐり、ふたたび鴨街道へ戻る。この地点、それでも昨年より通過する時間が早くなったため、思ったよりロスは防げたと思う(昨年はとぼとぼ歩いた)。

~9キロ 4分16秒
~10キロ 4分10秒


鴨街道から北山橋の地点で右折して北山通りへ。ここからしばらくは平坦、あるいは軽い下りが続く。キロ4分10秒くらい出せていれば言うことはない。

5キロ~10キロ 21分20秒

走っているときに計算できていたわけではないのだが、21分台前半くらいでは走れているだろうなと考えていた。

10キロ地点あたりからまた上りが始まる。この大会に出たことのある人は皆、鴨街道沿いのだらだら坂がきついというのだけれど、僕自身はこの10キロ過ぎからの上りのほうが厳しいと感じている。給水を摂ったロスもあるのだが、このあたりのタイムがどうしても落ちてしまう。

~11キロ 4分23秒
~12キロ 4分24秒
~13キロ 4分30秒


北山通りで高野川を渡り、すぐに左折して川端通りを北上。小学生の頃はこのあたりに住んでいて、しばらく行くと前に住んでいた家の真ん前を通り過ぎる。ただ、昔あったタバコ屋さんとか、食料品店とかはなくなっていて当時とは様子が違っている。田畑もすっかり住宅に変わってしまった。まぁあれから30年以上経っているから当然といえば当然なのだが。

高野川を再度渡り、折り返し地点の国際会議場前へ向かう。ペースが落ちたときに抜かれた28歳の男性(ゼッケンに年齢が書いてある)、軽い走りで進んで行くので、遅れないように着いていくことにした。

~14キロ 4分15秒
~15キロ 4分12秒


いちど4分30秒まで落ちてから戻すのはつらかったけれど、ここが頑張りどころ、ということで何とか食らいついていくようにした。15キロ過ぎでは京福電鉄の上を越える陸橋があるのだが、ここの上りを乗り切ればあとは基本的には下り。上りを一気に駆け上がる。

15~18キロ 12分45秒 (4分15秒平均)

陸橋を越えて白川通りを南へ下る。修学院から一乗寺へ。ちょっと東に入ると修学院離宮~曼殊院~詩仙堂と続く観光ルートがある。子供の頃遊んだあたりだ。一乗寺下り松町。下り松は宮本武蔵と吉岡一門の決闘でおなじみ。

18~20キロ 8分20秒 (4分10秒平均)

銀閣寺道を過ぎ、下りは一段落。最後はゴールまで平坦な道が続く。とにかくあとはペースを絶対落さないつもりで走った。引っ張ってもらった男性も彼が給水を摂っている間に抜いてそのまま振り切ったようだ。ゴールはスタートと同じ平安神宮の大鳥居。やっぱり「京都」のマラソンです。

20キロ~ゴール 4分36秒

グロス 1時間33分52秒
ネット 1時間32分43秒(推定)


モチベーションが落ちてしまいそうななか、最後までペースを落とすことなく走り切れたことに満足。でも、いくら最初にロスがあったとはいえ、実力的にはまだまだ90分切りは遠い。ハーフだと、キロ4分20秒のランナー。あと5秒縮めたいところだけど、その5秒が今は重い。軽くできるのは今秋か、あるいは来春か。


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