2005/09/07(水)08:52
実家は大雨
東京の天気は晴れ。
四国も今朝は晴天らしい。
しかし、昨日は気が気でならなかった。
夕べ遅くに電話すると父が出て『いま舟を見にいってたんや』と・・・
危ないから行かないで!と何度言っても聞き入れてくれない。
父は幼い頃から、吉野川で鮎を釣るのが好きで定年後、その趣味を満喫する為
大阪から徳島に移住した。
船大工に舟を作ってもらい、毎年6月から9月は鮎つりを楽しんでいるのだ。
けれど大雨が降る度、川に停泊している舟の様子を見に行く為、家族は心配が尽きない。
滑って転んで川に落ち込んだら・・・と想像するともう落ち着いていられない。
でも今回は大丈夫だったようだ。
園芸も好きだった為、実家の土地を分けてもらい、自宅の隣に果樹園を作り
梨やみかんやプルーンや柿や梅や桃など多くの果樹を育てていた。
そこにはハウスもあってプロ顔負けのメロンやスイカやトマトを育てていたが、今回の大雨で
水田とほぼ同じ高さの果樹園は水没してしまったらしい。
そこには、鳥小屋があって、烏骨鶏が5羽居たが、もしかすると死んでしまったかも知れないという。
真っ白でとっても美しい烏骨鶏だった。
父は、母が酉年と言う事もあって鳥を飼うのが好きだった。
細かな観察をし、いつも言っていた。
『鳥もなぁ。小さな脳で色々考えて生きてるんや!』と・・・
何だか悲しい。
その後、父が言った。『犬は元気や!』『雨が止んで喜んでるわ!』
実家の8歳になる黒ラブはとっても元気にしている様子だった。
それが救いかもしれない。
様々なところに被害を出した台風14号。
自然とは本当に恐ろしい。