株知識:空売り・貸し株

【空売りって何?】


ネット株初心者の、お勉強タイムで~~~す\(^o^)/



●株の空売りとは


株の空売りとは、証券会社から、株を借りて売却し、
その株が、値下がりした時点で、買い戻す事で利益を得る
投資方法の事です。

株の空売りを行うには、信用取引口座が必要です。

たとえば、現在10万円のA社の株を借りて、
その場で売却すれば、10万円が手に入ります。
そして、A社の株が、9万円に値下がりした時に、
買い戻せば、費用は9万円で済みます。

これで借りていた株を返却すれば、差し引き
1万円の利益が、手に入ります。
(別途手数料等が必要)

つまり空売りで儲ける為には、通常とは逆に
「将来値下がりしそうな株」を狙う事になります。

空売りを活用すれば、株価が上昇局面の時だけでなく、
値下がり局面の時でも、利益を得られるということです。

ちなみに、空売りで株を貸し出す側の人は、手数料を貰える
仕組みになっています。

株を貸し出す側のほとんどが法人で、その大半が会社同士の
持ち合い株です。その株を持ち続けなければならないので、
株を貸すだけで何もしないでノーリスクで利益を得られるの
だから、貸し出しに応じるのです。
(自分で空売りすると、値上がりした場合は損をするので)

とはいえ、一般トレーダーは、株の持ち主と交渉したりする
必要は無く、信用取引口座があればOKです。
証券会社を通じて株を借りるという形ですので、難しい手続き
などは必要ありません。

ただし一つ注意しておきたいのは、空売りするときには
「逆日歩(品貸料)」という、株を借りる為の利子を支払う必要
がある場合もあることです。

逆日歩は、銘柄毎に個別に異なり、例えば「0.1」という逆日歩が
設定されている銘柄なら、一日に、一株当たり0.1円の利子が
かかります。逆日歩が必要かどうかは、証券会社や銘柄によって
異なるので、各証券会社の口座内でご確認ください。

空売りで使う信用取引口座は、まず通常の口座開設をしてからの
話になります。


 ・「塩漬け株」を空売りの担保として利用する裏技


また、塩漬け株を持っている場合も、空売り戦略でなら活用する事
が出来ます。塩漬け株とは、値下がりが続いていて売るに売れない
株のことです。いわゆる「含み損」といわれるものです。

空売りに必要な信用取引口座には、担保となる資金が必要なのです
が、これは債権(要するに株)でも代用できるのです。

つまり空売りしたい時は、塩漬け株を、担保株として利用すること
も出来るのです。資産運用の足かせに過ぎない「塩漬け株」も、
信用取引で、担保として使えば『生きた資産』として活用すること
が出来る、ちょっとした裏技的な方法です。


 ・貸株サービスも有効


また証券会社によっては、株を貸す側に回って金利収入を得られる
「貸株サービス」も用意されています。
株を貸せば、年間0.3~0.5%程度の、金利収入が得られます。
(金利は毎月変動)

しかも株を貸していても、その株の配当金は、しっかり受け取れます。

長期保有を前提に株を買うなら、保有期間中は貸株サービスを利用
すれば、普通に保有し続けるよりも有利な資産運用が出来ます。

※但し、空売りには様々なリスクがあります。



●空売りの問題・注意点


空売りする際の注意点

空売りを使えば、将来値下がりしそうな株を狙って利益を上げる
ことが可能です。しかし空売りには、注意しなければならない点が、
いくつかあります。

その一つは、逆日歩の存在です。

逆日歩とは、証券会社から、空売りする株を借りる際の、品貸し
料金のことです。逆日歩は、一日株を借りる際の一株当たりの料金
を表します。銘柄によって、またその時々の需給関係によって、
数値が変化します。

通常は、株価に対して一日当たり0.01%程度という、ごく少ない
金額ですが、ある日、突然大きく値上がりすることもあるので、
十分に注意が必要です。

二つ目の注意点は、空売りには、最大6ヶ月の期限が設けられている
という事です。

つまり6ヶ月経てば、それ以上の期間売り続けたくとも、一旦、
買戻し決済をしなければいけません。
一部、無期限で、空売りできる証券会社もあるようですが、銘柄が
限られていたり、逆日歩が高いなど、不利な点も多いので、初心者
は手を出さない方が、良いと思います。


空売り最大の問題点は、
誰もが株価上昇を望んでいるという事です。

空売りする人を除けば、全ての人々が株価の上昇を望んでおり、
株価が上昇するように行動を取るということです。

企業の従業員は、会社の業績が良くしようと株価にとって、
プラスになるよう、努力します。

また証券会社も、株価が上昇基調を描き、株式市場全体が活況に
なることを望んでいます。証券会社の主たる収入は売買手数料収入
ですから、株式市場が落ち込めば、売買が活発化せず、手数料収入
も減少します。勿論、東証などの証券取引所も同様に、株式市場が
上昇基調を描くことを望んでいます。

そして国(政府)も、株式相場が停滞すると、不況を招いて税収が
落ち込む上に、財界や国民からの支持率も下がります。
だから株式市場にプラスに働く法制度を設けたりして、市場の活性化
を図ります。

2008年現在、株の売買利益や配当金に対する課税は10パーセント
ですが、本来は20パーセントでした。これは株価低迷のてこ入れ
策として、小泉政権下で期限付きの減税処置として決定されたもの
です。

つまり、政府も証券会社も企業も、普通に株を買っている人たちも、
皆が株価の上昇を願い、場合によっては制度を変えてまで株価が
上昇するよう努力するのです。

株価が下がることを望んでいるのは、空売りしている人だけであり、
空売りは、株式市場に関わる全ての人達の行動と、相反する行為な
のです。空売りは、場合によってはとても有効な投資手段となりえ
ますが、あくまで臨時・補助的な投資手段だと割り切り、ほどほど
に留めておくべきだと思います。

株価というのは、下落はゼロ円までしか下がりませんが、上昇は青
天井で制限がありません。空売りは、通常の投資よりもリスクが高
い行為だと認識しましょう。

 
           ~~~「WEB金融新聞」より抜粋~~~






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