今度こそ!来たか!?その時が!!
さてさて、ここまでいろいろありました。従免取ったはいいが、局免取得に悶え、エアCQを繰り返し、なんとか初交信なるか!というところまでこぎつけました。実はボタン、エアCQの訓練を重ねながら、時々お山に登っては、「誰かCQ出してないかなー。コールサインありの交信局見つからないかなー」と、ずっとワッチを繰り返していたのです。それをほぼ1か月!(休みの日にね)その結果。残念ながら、ボタンの希望の道はふさがれました何とも悲しいことに、CQも何も、私のリグには入ってこなかった!聞けども聞けども、聞こえてくるのはコールサインなしの会話だけ。マジか!和歌山の無線界はどうなっとるんじゃ!?ボタン、途方に暮れる・・・悲しみに打ちひしがれたボタン。こんなのでCQ出しても、もしや誰も出てくれないとか・・・「常に前進!全力疾走!」が取り柄のボタンをもってしてもこりゃ前途多難!と思わせる現状。もうワッチは諦めました。そして今回も、トボトボ悲しく帰路についたのでした。どうしたらいいんだ。私の知りたい「無線の世界」が見えてこない。誰もCQなんて出してないじゃないか。どうしよう。これはいよいよこっちから行動起こさないと打開できそうもない。よし!決めた!とりあえずCQ出そう!出すしかない!出したら誰か、応答してくれるかもしれない!負けるなボタン!めげるなボタン!勇気出せ!CQ出せ!!えーーい!今度行ったらCQ出してやるぜーーーー!!!ムフーーーーッ!!何度行っても何も見えてこないなら、こっちから開いてやる!!そうしてボタンは、自分からCQを出す!と心に決めてその日は寝ました。グーグーzzzそしてやってきた次の休み。いつものように、大好きな雨の森へ。いつものように、とりあえずワッチ。しかし、「今日はCQ出すぞ!」と思ってきたものの、なかなかその勇気が出ない。誰も応答ないかもしれないな。でも、もしかして誰か応答してくれるかもしれない。その時私はうまくできるんだろうか?何を話せばいいんだろう。。えーい!何をうじうじ悩むかボタン!私らしくないぞ!いけ!ボタン!なんでもいいからとにかく出してみるんだ!!・・・よし!やってみよう!私が動かないと、今まで通り何の打開もできん!この、ももすけ先輩のお手本がある!よし!いよいよだ!やってやる!!!まずは周波数チェックだな。(ドキドキ)えーっと。あれ?周波数ってどこ選んだらいいのかなー。うーん。とりあえず、絶対あいてそうなとこにしよう。「周波数チェック(ドキドキ)周波数チェック、こちらJP3XGP(ドキドキドキ)再度チェックします」・・・は~~~~~~~~。なんとかできた~~~~~~~。声出した~~~~~~。次、433.000だな!いよいよだ!(ドキドキドキドキ)・・・「CQCQCQ、こちらJP3XGP、ジュリエット・パパ・スリー・エックスレイ・ゴルフ・パパ、ポータブルスリー、和歌山県海南市雨の森移動です。次回(433.XXX)で、再度コールします」つ・・・ついに!ついに声出したった!!!出したぞ!!選んだ周波数に戻って「CQCQCQ、こちらJP3XGP、ジュリエット・パパ・スリー・エックスレイ・ゴルフ・パパ、ポータブルスリー、和歌山県海南市雨の森移動。入感局ございましたら応答願います」やった!!やったぞ!!くるかな?くるかな?ドキドキ!!ドキドキ!!ドキドキ最高潮!!!!!!・・・・・・・・・静かだ・・・風のない湖面のように、波も無く静かだ・・・よし!もう一回!「CQCQCQ、こちらJP3XGP・・・」よし!これでどうだ?・・・・・・こんなもんか・・・こんなもんかよ和歌山の無線界は!だからいつも、何も聞こえないんだな・・・それでもボタン、せっかくだからとCQ繰り返すこと数回。それはそれはドキドキしながら。結果。ダメでした!誰も出ません!!しかたない、帰るか。。。と帰路につく。それでもなにか、やりきれない気持ち。帰り道、「やっぱりもう一回だけ!」山降りる途中、止まれる場所あり車を止め「これでだめなら諦める。だからもう一回だけ!」やはり緊張の極み(誰も出ないとわかってても)「CQCQCQ・・・受信します」・・・・・・JP3XGP!?!!!!!!!キタッ!!!!!キタッ!!!!!こちらJH3TBY!!!!!!!キターーーーーーーー!!!!!!メモ!!メモ!!メモ!!(えっ?何て言った???コールサイン!!!!!)ジュリエット・ホテル・スリー・タンゴ・ブラボー・ヤンキーえっ?ジュリエット・ホテル・スリー・何!?・・・・・ボタンの意識・・・飛びました・・・・・どうやって初交信局のコールサインをメモに控えたのでしょうか・・・なんの話をしたんでしょうか・・・どうやってファイナルしたんでしょうか・・・わかりません。何もわかりませんのじゃーーーもう、頭ン中真っ白です。しばらく抜け殻になりました・・・気が付いてみると、手にはしっかりメモ帳が握られておりそこには踊り狂った文字がありました。「JH3TBY」と。こうしてボタンの初交信は成し遂げられました。誰もいない。無線なんていったい誰と交信できるのか。応えてくれる人は本当にいるんだろうか。そう思って緊張しながらのCQでしたが、やはり実際つながると、CQの緊張どころではありませんでした。まさしく「頭ン中真っ白」この言葉がこんなにしっくりくる状況なんて、そう滅多にあるもんじゃないぞ!私はそれを経験してしまいましたよ!!で、みなさんの初交信はどんな感じでしたか?こんなにぶっ飛ぶほど緊張したんでしょうかー?各局、思い出してみて!自分の初交信!どんなだったかなー???ちなみに、この交信の中で、ひとつだけ覚えている内容があります。それは・・・「いやあ、探しましたー。結構メインから離れたとこでCQ出してたので。次からCQ出すときは、もっとメインに近いところで出したらいいですよ😊」これはさすがに覚えてた!なぜって?恥ずかしかったからに決まってるでしょww後日TBYさんに聞いたところ、どうやら私は「とんでもないところでCQ出してましたよ!」だそうでwwそしてこの話は、その後の語り草になっておる次第でございますwwと、いうわけで、ボタンは無事、初交信を遂げたのであります!ここでオマケのお話をしますと、ボタンは何も知りませんでした。ログ帳なるものがあるということさえ。そして緊張のあまり、書き留めていたのはコールサインのみというwwもう、なにがなにやらww遂にアマチュア無線の世界に一歩踏み出したボタン。いよいよこれから世界を広げてゆきます。どうなることやら。こうご期待!