無為と悪弊の９年間・アベ～スガ官邸政権
前のめりつんのめり右傾化と政権批判の識者・マスコミを名指しで「反日」と公言してきた安倍前首相と官房長官だった菅現首相たちの政権９年間。この間、公文書改竄を始め公正であるべき行政を歪めること甚だしい。実質、行政の破壊。「政治とカネ」の問題も再び吹き出し、片手落ちどころか両手落ちとも言える「大阪奉行所の御沙汰」である。官邸主導の名のもと、恣意的人事で司法行政にも忖度を蔓延させている。とりわけ安倍氏はマスメディアへのヘイト的攻撃もある。それは民主主義を知らないか、民主主義を否定する小山の上の「ニホンザル」と揶揄したい。７月１１日、安倍氏は北海道苫小牧市で講演。『自民党に対し厳しい風が吹いている。都議選もそうだ。私たちは謙虚に受け止めなければならない』と報道にある。『私たち』、この主語は間違いだ。『私は』としなければ――。それとも『私たち』とは、安倍・麻生氏等を指しているのだろう。
蝦夷梅雨模様の北海道、厳しい風も吹いている。
改めて思った。安倍～菅自公官邸政権について。端的に表現すれば、『日本の香港化政権』だと指弾しておきたい。換言すれば、日本の中国化とでも言いたい。安倍氏が地球儀を俯瞰して得た心情なのかもしれないが。いや、安倍氏等の本性である。それにしても無駄な外交費と時間を浪費したものだ。典型的な事例は、プーチンとの日露交渉である。１０数回の交渉の末、元の木阿弥以下となっている。安倍氏が首相就任直後の公言。『私が日ロ平和条約と北方四島の解決をする』よくぞ言ったものだ。そして今は日露平和条約と北方四島に一切触れることはない。菅首相も同様に。
（つづく）
＊ザビ神父様から小文字文で読めない、との指摘があり、中文字にしましたあ。
