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Sep 2, 2005
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カテゴリ:政治
gedai

『月刊現代』9月号。
そこに、魚住昭「NHK VS 朝日新聞『番組改編』論争 『政治介入』の決定的証拠」と題したレポートがのってから、ほぼ1ヶ月。

従軍慰安婦問題の国際法廷。その番組に、「政治介入」がおこなわれていたこと、そしてNHK・安倍・中川などの間で、口裏あわせが成立して、ウソの発表をメディアに垂れ流していたことは、あまりにも明らかになってしまいました。『月刊現代』10月号には、立花隆のこの問題に対する寄稿もあってとても面白い。ところが、これまでネットを見てみても、この流出した録音テープの証言をのせているサイトは、著作権が絡んでいるので、ほとんど見たことがありません。

そこで、『月刊現代』10月号も書店に並んだので、松尾武証言などを電子メディア媒体でも読めるようにしようと、おもいたちました。いちおう、著作物(魚住レポート)の<一部>にとどめ、なおかつ最新刊ではありません。在庫もないようですので、商売に差し障りはないでしょう。また、図書館法においても、1ヶ月たてばコピー解禁です。それに、著作物の宣伝にもなります。もし、大目に見てもらえないなら、魚住さん、そして現代編集部の方々、ぜひお申し出ください。

まあ、どちらの立場に立つにせよ、NHK・松尾武・安倍晋三・中川昭一たちがマスメディアに語っている「公式声明」と、本田雅和に語った「内容」の<差>は、確認しておくに越したことはありますまい。

なによりも、松尾武元・総局長の証言は、実に面白い。ネットで通行する「加害者<朝日新聞>VS被害者<NHK・政治家>」、または「傲慢な政治家:安倍晋三・中川昭一VS弾圧を受けたジャーナリスト」像とはまったく違う、別の側面すらみえてくるからです。

その側面とはなにか。
それに触れる前に、まず、松尾証言を御覧ください。


≪引用開始≫文中()は魚住氏の注

本田雅和記者
NHKのコンプライアンス制度で内部告発が出たことはお聞きになってますよね。


松尾武元放送総局長
コンプライアンスの提訴があったことは担当者から聞きました。協会(NHK)のほうから何かご意見があったらいってくださいと言われ、それは協会の考え方そのもので結構ですと。私は個人的にどうこうということはないし…。

本田
コンプライアンスの具体的な内容は聞いていますか

松尾
いいえ。(裁判は)地裁は通過して、いま、高裁(段階ですか)。

本田
ここにおうかがいしたのは裁判とはまったく別のことです。今回の内部告発者制度で(訴えが)出されたことと、NHKの現場から取材したことと、自民党の関係者から取材したことはピタリと一致している。松尾さんには一番中枢におられた立場として本当のことを聞きたいと思って来たんです。

松尾
このことは直接的にも間接的にもいまやっている裁判の経過と抵触することではないか?

本田
あまり関係ないです。NHKは自律した公共放送。(なのに)あまりにも政治が介入している。

松尾
いろんな要素がある。どの局面でわたしに聞こうとしているのか。いまのNHKは全部マスコミに対して言葉足らず、説明不足。中途半端な説明ならしないほうがいい。

本田
30日の放映の前日(29日)のことです。

松尾
僕はいまNHK(の関連会社)にいる。もう少し歴史が動かないとダメだ。

本田
歴史の証言を聞こうとしているのではない。4年間取材してきて取材(結果)が一致してしまうのは、放送前の29日夕方から(番組枠より1分短い)43分バージョン(になり)、(その後)急に3分削った40分バージョン(になる)。この2つの変化の内容が全部一致したから…

松尾
何が一致したのか。

本田
29日の…

松尾
僕は肯定も否定もしない

本田
ええ。29日夕方になって伊東律子(番組制作局長)さんが局長試写をするからといって現場の人は呼ばれて、みんなそこ(番制局長室)に行く。そのとき伊東局長が「いまは予算時期なので自民党とは戦えない。天皇有罪とかは一切なしにして。番組が短くなったらミニ番組で埋めるから編成に手配してちょうだい」といっている。松尾総局長と野島さんが永田町からかえってくるのを待っていたが、なかなか帰ってこないので試写を始めた。午後5時50分ごろ松尾さんが疲れた表情で戻ってきて、後から野島さんも帰ってきて局長室に入った。(試写再開後)秦教授のコメントを大幅に増やす、(法廷で)天皇が有罪になったこと(を伝えるナレーションの削除)など三点の修正指示が現場に出され、結果として43分になった。さらに翌日午後6時ごろ、吉岡(民夫・教養番組部長)さんが松尾さんから呼び出され、さらに3分間の削除指示が出された。中国人(強姦)被害者の証言と、東チモールの慰安所の紹介と慰安婦の証言など(が削られた)。これは客観的な事実。29日に(松尾さんが)永田町からお帰りになったとき、永田町で相当バッシングをうけられたと聞いている。

松尾
私は総局長を2年やった。その前に人事(の責任者)だった。人事のとき国会対応をやった。国会のいろんな圧力はある。ないわけがない。これをどう説得して、どう理解を求めていくか。現場の考えを(政治家に)理解してもらう。そこがまず大事。(政治家が)言ったことを聞いてくるだけの馬鹿なことはしない。絶えず意見は色々あるんです。特に決算、予算の段階ではさまざまな意見がでてくる。それを「そうですか」という状態で終ってしまったら、向こう(政治家側)は「言ったじゃないか」というのだけが事実になってきて(しまう)。しかし渉外(担当)とか国会対応の記者は放送の手順はなかなかわかりにくい。それは私が責任者としてきちっと説明していくことが当然だ。これは一般論。それ以上でも以下でもない。(29日夕方から30日にかけての)その時間に何をしたかというのはそちらがお調べになったことで、一つの考え方で…。

本田
考え方ではなくて、私がしゃべったことは間違っていますか。

松尾
間違っているとかいないとかは言わない。なぜか。一生懸命現場をかばうゆえにやったことが、ある人から見れば迎合といわれる。それは迎合ではない。壁になって番組を守ろうとすることだ。さっきの番組の全体状況(内容が放送直前にカットされたこと)は、責任者がだれだかわからなくなったことが根底にある。一人の精神が番組全体に貫かれているのならこんな問題は起きなかった。私たちは国会が何を言おうが右翼が何を言おうが戦う。なぜ放送総局長が出ていったのか? その流れ(責任の所在)がみえなかった(からです)。これはNHKにとってとても危険なこと(なんです)。

<魚住氏のレポートでは、ここで注釈がつけられている。責任者が誰だかわからないというのは、番組の企画・被委託者であるNHKエンタープライズの再委託・発注先、ドキュメンタリージャパンが、1月19日・24日の試写で全面手直しを命じられたことで番組制作から降りてしまい、教養番組部のスタッフだけで編集作業がおこなわれたことをいうらしい>

松尾
NHKからNEPに委託されたことのわかりにくさ。それを私が正しただけなんです。(放送を)止めるのは右翼に屈したことになるから出そうと。(では)誰を(責任者として)信じたらいいのか。吉岡を信じた。しかし吉岡も自信がない。どうしようかと相談した。

本田
吉岡部長は「対象に近づきすぎている。こんなんなら放映できない」と現場を叱咤激励した。

松尾
対象そのものでもいいんです。ただしNHKの責任者がいないとダメ。いなければ単なる電波ジャックです。プロデューサー、ディレクター制度を設けている以上、プロデューサー、ディレクターの信条はNHKそのものでなければならない。ある時点で気づいたら責任者の顔が見えない。顔の見えない番組ができるのか。

本田
「日本の前途と歴史教育を考える若手議員の会」代表の中川昭一さん、事務局長の安倍晋三さんに(番組内容の)情報がなぜ漏れたのか。(右翼団体の)西村修平さんのグループ(維新政党・新風)が流したのではないか

松尾
彼らがご注進した。

本田
ご存じですか?

松尾
それはその通りです。(本誌の取材にたいし、西村氏は「ご注進」を否定)

本田
国会との関係で苦労されたと思うが、29日に(松尾氏らが)自民党本部に呼ばれて、中川・安倍に言われたことまで取材している。自民党から予算に絡めてガンガン言われることが、一般の人から見れば圧力に屈していると言えなくもない。

松尾
だけど、私は国会議員とか都知事とか一般視聴者とか関係ない。説明しなければならない人には説明しなければいけないということです。国会の権力構造が変わったときに、そういう質問がまったくないか。問い合わせは必ずある。あるのは当たり前だから、どう対抗するか。川口(幹夫・元NHK会長)さんと国会で長くお付き合いしていたことがあるから恐ろしかった。そんなことはどの時代でも、朝日でも読売でもあるんじゃないかな。

本田
電波ではそういうことが日常的にあるのはわかるが、あの29日に中川さんや安倍さんが松尾さんや野島さんに言ったことが適切だったのか。放送への介入ではないかと思う。

松尾
それは何とも申し上げない。もう私は忘れている。安倍さんも含めて私はお付き合いがないから。

本田
しかし野島さんがいる。(彼は)国会担当の局長。政治部出身です。彼は内心、自民党の言うことを聞かないと予算もゴチャゴチャ言ってこられると心配されていたかもしれない。

松尾
それは、ないといえばウソになる。さっきの事実(安倍、中川両氏の放送への介入)については肯定も否定もしない。こういうことがあった(かどうか)とは別にして、なぜ私がそこで苦渋の顔をして(29日夕に局長試写が行なわれた部屋に)入ったかと言えば普通の番組ではそういうことはあり得ない。プロデューサーに任せている。そのことと切り離せる。作る顔が見えないときには、外部対応と一緒になってしまう。

(つづく)

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Last updated  Dec 3, 2005 08:34:35 PM
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