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カテゴリ:音楽・文化
![]() ▼ 先週末、中学生の時分から、一番行ってみたかった日本庭園である、醍醐寺三宝院に参詣してきた。 何十年もやりのこしていた宿題を果たした気分だ。 個人的に行きたい庭は、「苔寺」こと西芳寺と、桂離宮と醍醐寺三宝院だったんだけど、前2つは予約制。 とてもふらりとはいけない。 ▼ 土曜日早朝、ふらりふらりと、カメラを片手に、醍醐寺にむかう。 曇り空。 なんと、4月8日の日曜日には、「醍醐寺桜祭り」があるくらい、醍醐寺は桜の名所らしい。 本当に美しい。 行ってみるまで知らなかったんだけど、醍醐寺は「世界遺産」。 そんな凄いものになっていたとは、醍醐寺に着くまでまったく知らなかった。 所詮、何年か一度、突発的に庭をみたい!!!という衝動にかられて参詣する「にわかファン」。 こんな基礎的なことすら知らないのだから、困ったものだ。 ▼ 本当のお目当ては、むろん三宝院の庭園である。 大名庭園の豪奢さと禅寺の静謐さの中間くらいのお庭。 中学生のとき、写真集でみて、感涙にむせんだものだ。 しかし、いざ、現地でこの目で見てみると、思ったほどではない。 池の配置は見事だけど、とくに緑が薄い。 梅雨とかにいけば、苔の絨毯が映えて、素晴らしい光景が拝めたかもしれない。 加えて、「写真撮影禁止」……庭の絵葉書を売るためとはいえ、せこい商売根性にあきれる。 あとで絵葉書の中で気に入ったものを、ネットにピックアップしてやろうかな。。。。 ▼ 桜祭り前日だけあって、本当に桜がすばらしい。 ![]() ▼ 名物「しだれ桜」の方は、このようにすでに散ってしまっていた。 たいへん残念である。 しかし、ソメイヨシノの群れは素晴らしい。 下の写真は、三宝院正門から駐車場へ向かう道の眺めなんだけど、すでにワクワクさせる感が漂ってませんか ??? むろん期待を外すことはありません。 ![]() ▼ 実際、その道をくぐると、素晴らしい桜並木です。↓ ![]() ▼ そういえば、桜吹雪とはもっとも美しい日本語のひとつである、といったのは誰だったか。 一番のお目当てだった三宝院は、コケてしまったけど、桜を本当に堪能できた一日でした。 京都近縁の方は、ぜひ一度、「醍醐寺」の桜を拝観しに出かけてはいかがだろうか。 ▼ 三宝院がダメなら、どんな庭が好きなんだ、と言われると困りますね。 ▼ 個人的ベストは、なぜか中国の庭。 たぶん季節も幸いしたんだろうけど、「蘇州の拙政園」と「揚州の個園」は、本当に絶品だった。 日本的な感性にも、ドンピシャ。 雨にけぶる拙政園は、幻想的としか言いようがない、すばらしい興趣をたたえ、その美しさに呆然として座り込んでいたことを覚えている。 揚州の個園については、「竹林庭園の傑作」。 太湖石という奇岩を使っているんだけど、なんというか、言葉にならない美しさがあるんですよ。 ▼ もし、中国のお庭をみたいと思う方は、いちどツアーで行かれてはいかがだろうか。 この2つの庭園は、絶対、見る価値があるとおもう。 ![]() ▼ 醍醐寺三宝院は、八重桜も満開だった。 この週末をこえることはないのだろう。 桜の花見は、一期一会。 すばらしい旅だったというしかない。 すなおに感謝したい。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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