テーマ:バレーボール♪(2612)
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東京のファン感謝デー、行ってきました。
会場に着いたのは、イベントが始まる30分前、しかも座席はスタンドということで、当然の事ながらあまりいい席には恵まれませんでしたが、視力だけには自信のある私、目をひん剥いて観て参りました。 イベントの進行そのものは決して誉められたものじゃありませんでした。DJ(二人もいる。ひとりはW杯やOQTの時の人)はウルサイし、エキシビジョンマッチが始まるまで、2時間も観客参加型ゲームが延々続いていたので、さすがに飽きてしまいました・・・。 選手たちも飽きていたようで・・・と言っちゃ語弊がありますか。リラックスモードで、デジカメでお互いの写真を撮ったり、床に座ってお喋りしたりふざけあったりしながらのんびり過ごしていました。 なんていうか、本当に仲の良い11人でした(木村選手は不参加)。このチームが今日で終わるなんて、楽しそうにケタケタ笑う選手たちの顔を見ていたらとても信じられないくらいでした。 でも。 エキシビジョンマッチが始まった時、やっぱりこのチームはもう終わったんだな・・・と思いました。 ユニフォームを着ていても、日の丸を背負っていても。 OQTの時のような戦闘集団は、アテネのコートで緊張で顔を強張らせていたチームは、そして、最後の中国戦でOQTの時の顔を取り戻したあのチームは、もう居ませんでした。 昨日を待たずとも、中国戦の最後のボールが落ちたその瞬間、あのチームは・・・私があんなに魅せられた戦闘集団は、終わったんだと思います。 寂しくて、やっぱり悲しいけれど、でも今は、お疲れさまでした、という思いです。 戦う事から開放された11人は、とても楽しそうでした。 11人の最後の時間を最大限、楽しんでいるように見えました。 湿っぽい空気は一切無く、みんな終始ニコニコ笑っていました。 「ファン感謝デー」ではあるけれども、11人が同じユニフォームを着る最後の時間を、誰よりも自分たちが惜しんでいるように感じ られました。 最後に監督と吉原選手から挨拶がありました。 監督が「今日をもってこのチームは解散します」と言ったとき、会場の空気が一瞬シンと凍ったような気がしました。 わかりきっていたことだけれど。もう戦う事の無い11人。それを今さっき、この目で見たけれど。それでも、寂しかった。 そしてそのあと、吉原選手がマイクに近づき話し始めると、自然と選手たちがキャプテンを取り囲み、彼女を見つめて手を繋ぎました。 「五輪ではいい成績を残せなかったけれど、このチームのチームワークはどこにも負けません」 と誇り高く言い切ったキャプテンの顔を、穏やかな優しい顔で、選手たちが手を繋いだまま見つめていました。 本当にいいチームでした。 11人のあの時のあの空気を、上手く形容する言葉が見つかりません。 「絆」?「信頼」?・・・どれも当たっているようで、違う気もする。 最高のチームの最後を、この目で見ることができて、本当に良かったと思っています。 最高のチームの、最高の選手たち。そして、最高のキャプテン。 あなたたちを観続けてきてよかった。 素敵な素晴らしい時間を、今まで本当にありがとう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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