【改訂版】今度の芥川賞受賞者が話題になっていましたが
芥川賞は二作同時受賞だったらしいです。2人のうち一人が台湾人の女性で発言などが話題になっています。リベラル寄りのかなりはっきりした人らしいです。発言を読んでリベラル以外の人がショックを受けているらしい。芥川賞の価値が……みたいな事をいっている人もいますが、芥川賞はもともとそういう感じです。作品が水準以上で、次以降も良い作品を生み出しそうな人に贈る賞です。藝術作品という感じなのでどういう思想を持っているかとかは不問のだと思います。10人ぐらい殺したなど、さすがに構えてしまうような犯罪をした人が受賞することはないと思います。しかし作品や才能と思想信条は別だという扱いになっていると私は思います。例をあげると田中慎弥さんとかが非常に分かりやすいです。授賞時の選考委員の一人が石原慎太郎さんなんですよ。「こういう方向で成長していくのかな?」という程度は選考委員クラスになると見当が付くはずです。百戦錬磨の元野球選手はルーキーをちょっとみれば、どういうレベルなのか分かるらしい。野村克也さんの掛布雅之入団時の文章とかみるとゾッとするぐらい理解しているということが分かる。少し練習を見ただけで「あいつ見たか?」とOBの間で話が出るぐらい丸裸にされるということです。お笑い芸人でも近い話を聞いたことがあります。みる人が見ればだいたいどうなるのか分かってしまうものらしい。当時田中慎弥さんは芥川賞に何回か落選していたらしいです。影響があったのかどうか分かりませんが、石原慎太郎さんに対して挑発的に振る舞っていたらしいです。でも選考委員の評価基準はたぶん良い作品かどうか、才能があるかどうかだけで決めた。結局石原慎太郎さんも評価して田中慎弥さんが受賞しています。石原慎太郎さんは田中慎弥さんが自分と近い思想をもっていないという事を分かっていたはず。右には行かない人間だという事ぐらい知っていたと思います。でも芥川賞は愛国者にあたえる賞でも保守論客に与える賞でもありません。面白い文学を書いて、これからも発表し続けられる人間に与えられる賞です。だから今回の受賞者さんには批判されるような所は無いと思います。田中慎弥さんはあとになって「宰相A」という小説を発表しています。私はまだ読んでいませんが、「宰相A」のAというのは安倍さんのAです。芸術的な悪口みたいな感じの小説になっているのでしょうか。いつか読んで見たい作品です。田中慎弥さんは安倍さんと同郷らしいのですが、パーティーか何かであってまた安倍さんに啖呵を切ったらしいんですよ。嫌いだったみたいなので。心温まるエピソードです。私の中で田中さんは保守のひととあうとすぐ啖呵切る人という印象があります。嫌いという思いが何年かたって作品になったらしいです。まるでジョジョの奇妙な冒険の「呪いのデーボ」みたいですごく好きです。選考委員をやっていたことの石原慎太郎さんも、多分だけど文学として良い作品多様な作品が出てくれば良い、ぐらいにしか考えていなかったのではないでしょうか。文学を継続して書ける人間が少ない中、田中慎弥さんはいまも小説を書き発表し続けています。石原慎太郎さんの思惑通りなのでは。思想どうこうをいうのは違っているのだと思います。今回の受賞者の方も、文学作品として評価される作品を書きました。高く評価されるべき小説を書いたか、素人には判断するのは困難です。相性問題というものもあり文学をちゃんと評価するのは難しいのです。最近までの文学作品(小説ではない、たぶん大衆文学でもないやつ)を読んでないと最低限の評価も難しいと思います。今回の受賞者の方の舌鋒するどい政治思想がフルにはいったツイートとかには注目しています。惚れ惚れするような面白いツイートを待っています。ひょっとして撒き餌をまいて近づいてくる獲物を餌食にするタイプなのかもしれません。ちなみに検索していたら田中慎弥さんのインタビュー記事を見つけました。つぎに書く作品に関して語っている、なごやかなインタビューなのですが、媒体が産経新聞で笑ってしまった。石原さんとか安倍さんが嫌いなだけで、本当はこだわりがない人間なのかもしれません。前もセクシーなストーカーの人があらわれたという理由で話題になっていました。ストーカーの人のブログを読んだ印象では、ストーカーの女性は遠巻きに眺めるだけのあまり害が無いタイプのように思えました。消えてしまって残念です……。ストーカーの人と一緒に焼き肉にいったりするのかなあ、など期待感はあったのですが。あと田中慎弥さんは見るたびにかわいいです。にほんブログ村