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カテゴリ:思い出の一枚
思い出の一枚として何を紹介しよう。過去に9月に撮った写真を見返しながらハッとしました。 今回ご紹介する一枚は、先般の九州北部豪雨で駅舎が流出してしまった日田彦山線大行司駅の写真です。この場所を訪れたのは2013年の9月、今から4年ほど前です。 よく晴れた日でした。筑前岩屋駅周辺の田んぼは黄金色で、まさに刈り入れ時。午後、大行司駅へとやってくると小さな木造駅舎が出迎えてくれました。ちょうど、駅舎を使ったカフェ「匙加減」がオープンしたばかりのようで華やいだ雰囲気に心が癒されたのを覚えています。 この駅舎も、九州北部豪雨で無残にも倒壊してしまいました。日田彦山線は多くの場所で大きな被害を受け、あの日、撮った田んぼも、路線も、破壊しつくされてしまいました。復旧には相当の時間を要すると聞きます。乗客の少ない区間でもあります。上場を果たしたJR九州とはいえ、いや、上場企業であるからこそ、その投資には投資家の厳しい眼に照らされます。ローカル線の復旧にどの程度の理解が広がるか。線路が繋がっている意味を今一度たしかめたいと思います。 私に応援できることはほとんどありません。大行司駅のこの駅舎がどう再建されるのかもわかりません。しかし、忘れずに応援し続けること。在りし日の姿をとどめておくこと。祈りをささげること。ささやか過ぎて悲しくなってきますが、できることから支援をしていきたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017.09.20 00:00:34
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