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福島孝徳先生・『神の手』による脳腫瘍手術メモ

福島孝徳先生・『神の手』による脳腫瘍手術メモ

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2015.04.04
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脳の中を見る手段として一番ポピュラーなのがCT。CTより時間はかかるが精度の高いMRI。前者はX線の断層撮影をコンピュータ処理して画像にしたもの。後者は磁気を利用した透過画像。
これらを総合してコンピュータ処理し立体画像としてみることができるので、硬い骨に囲まれた脳も手に取るようにわかります。
画面でゆっくりと回る脳腫瘍は相当な臨場感というか実物感を持って迫ってきます。

さらに、脳内血液の流れをみるために、動脈の中にカテーテルを挿入し、造影剤を脳内血管に注入することで、腫瘍がどの血管から栄養を得ているのかを探ることもでき、この結果を見て手術の方法や進入の方向を決めたりするようです。

妻の場合、CTを見ると、画面の左側、つまり輪切り画像を下から見て左側ですから、実際には右側の後頭部に5センチ近い腫瘍がはっきり出ています。

立体画像では、もう右後頭部はほとんど腫瘍に占領されたような印象で、腫瘍の下部は脳内の大きな静脈に絡んでいるように見えます。

最終的に手術が決まった後、血管造影検査を行い、CTやMRIの画像を総合して、手術の約10日前に大まかな状況や手術の方法などが説明されました。
その時は私も同席していたので、初めて妻の腫瘍の画像を見たのですが、その大きさに圧倒されてしまいました。

併せて行われた視野検査の結果を見ると、腫瘍のある右側とはちょうど対角線上の反対側の視野が、丸いピザを6等分して、その一枚を食べた後のように、きれいにかけています。

本人は、指摘されるまで気づかなかったようですが、福島先生は、「これだけ大きいと、左下が見えないんじゃないですか。」と聞いたそうですので、その指摘は正しかったということなのでしょう。

今考えると、道路の縁石に躓いたのも、左下の視野が欠けていたために、本人には何も見えていなかったからなのだと思います。そのことを手術の後で聞くと、「あ、そういえばそうかもしれない。なんにもないと思っていたから。」と言っています。

大きな脳腫瘍を抱えた人の話は、福島先生関係のテレビ番組で多数紹介されていました。
中には、頬の感覚がない、目に映る像がいつもスリガラス越し、一方の耳が聞こえない、膝が上がらない、歩くと片方に寄ってしまう、あるいは物が呑み込めないので食事がちゃんとできないといった、頭痛や吐き気以上に厳しい症状が出ている人も多いのですが、家内の場合は幸いほとんど症状が出ていない段階だったのかもしれません。

しかしながら、前にも書いたように、福島先生は、腫瘍に押された脳が突然ヘルニアを起こして延髄方向へ入り込み、そのまま息が絶える危険性を指摘され、あんまり時間がないとおっしゃっていましたから、この時点で手術を受けられたのは、幸運というべきでしょう。


福島先生のホームページはこちらです。

また、福島先生関連のテレビ番組をまとめたサイトDr.fukushimaはこちらです。






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最終更新日  2015.04.04 10:00:11
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