BRANCH OUT

2007/05/02(水)11:53

大喧嘩

俺様と私(174)

結婚してから、2回目の大喧嘩。 1度目はお金のことでしたが、 今回は家のセキュリティーについて。 単独住宅が韓国で敬遠される理由の一つ、 安全性が低いからなんですが、 うちも同じように、塀は低く ある時チャイムが鳴ったのを知らん振りしていると、 水道局の人が壁を乗り越え、針のチェックにやって来た。 ちょっとちょっと。 家宅侵入罪で訴えるぞ!!!! てな感じでして。 当然私もちょっとゴミを出しに行き、 帰ってきたら風で門が閉まってた!! なんて時は、ヒョイっと乗り越えたりしてたんです。 でも、チプゥリで皆がその塀にガラスを突き刺してくれました。 お陰で乗り越えられません。(笑) そして、更に最近は家の前・裏で中学生たちが 座り込んでタバコを吸ったり、唾をペッペッしたり、 ハッキリ言って気分が良くなかった。 何故そんなに学生が多いかと言うと、 家の近くに「コンブバン(勉強部屋)」という、 区が運営をしている、子供たちの勉強場所がある。 そして今はテストシーズンなので更に多い。 ロケーションも大きな教会の裏側にあり、 人通りの少ないちょっと小道を入ったところにある。 彼らにとっては最高の溜まり場な訳だ。 でもまぁ何をする訳でもないので放って置いたが、 2~3日前から状況が変わった。 家の屋根からドンドンとおかしな音がする。 初めの日は放って置いて、俺様に話だけをした。 次からは大きな笑い声と共に更に大きな音が続く。 いい加減頭に来た。 見に行くと逃げていく学生たち。 屋根を見ると、タバコを消さずに投げ捨てたため、 家のビニールシートが焼け焦げているのが何箇所かある。 そしてこの日、俺様と共に帰宅したら、 またもや家の前に4人の中学生たちが。 私はその時点で俺様に「警察に電話して」と言った。 その瞬間俺様は苦笑いをしながら、 「何で警察に電話するの?あいつらが何がした? 時間が遅い訳でも、タバコを吸ってるわけでもないのに、 警察に電話して何をしろって言う訳??」 と凄い勢いで私に食いかかってきた。 その瞬間に私は相当切れた。 「自分は毎日家に遅く帰ってきて何も知らないけど、私何回も話をしたよね? 家の屋根から音がして、笑い声が聞こえたこと。 警察に電話してあいつらを捕まえろとも、調べろとも言ってない。 ただ、巡回をすれば、中学生なんて逃げていくの分かってるからお願いしただけ。 何もしてないからいいの?家の前にあんな風に座り込んでるのが普通? 日本ならそんなの絶対に普通じゃない。 誰だって気分が悪いに決まってるじゃない。 何かした後に警察に電話するより、予防としてこの辺に 中学生が溜まっていることが多いから巡回してもらうように 頼むことも出来ない訳??私が怖がってるって言うことも駄目なの? 毎日遅く帰ってきて、何かあっても側に居ない人が それくらいのこともしてくれない訳???」 すごい勢いで言葉が出てきていた。 俺様は小心者なのか、気がいいのか、以前話をした時も 「次に何かあったら自分が出て行って話をするから。 怒るんじゃなくて、相手の気分を害さない程度に注意する方が 絶対いいからさ。そういうの結構上手いんだよ♪」 何て言っていた。 私はそれを聞きながら、この時間に裏路地に溜まりこんで タバコを吸いながら、人の家にいたずらするような奴らは そんなもんじゃ聞く訳がないと内心思っていた。 そして案の定、私たちが家に入り、喧嘩をしていると 今までに無い大きさで屋根から音がした。 明らかに家の屋根に登り、ジャンプしている音である。 「ほら、言ったでしょ?!何もしない訳?これが普通?」 その瞬間に俺様は顔を歪めて、外に走り出た。 私もその後を追いかけた。 裏に行ってみると、一度逃げた学生たちが 戻ってきて私たちが居ることにちょっと驚いている様子。 俺様:「今家の屋根に何か投げた?凄い音がしたから来たんだけど。」 学生A:「いいえ、何もしてませんよ。ただここから見てただけです。」 俺様:「それなら良いけど、家の家は古いから屋根が壊れやすいんだよね。     雨漏りでもしたら困るから、何かあったのかなと思ったんだ。」 学生A:「誰もいないし、何もしてませんよ。」 女の子:「ここに居るの止めようよ。」 俺様:「いや、別にそういう意味で言ったんじゃないから。」 私:「そうね。ここに居て疑われるのもイヤだろうし、    こちらもここに居たらそう思ってしまうからこれ以上    ここには居ない方がお互いにいいと思うわ。」 学生A:「分かりました~。」 私たちは家に戻ったが、俺様の一言に最高に腹が立ってた。 「そういう意味で言った訳じゃないだと????」 人が座り込むような場所でも時間でもないんだ。 だったら疑う方も疑われる方もその状況をなくす方がいい。 そんな態度で出たら余計にやられるに決まっている。 家に帰ると俺様が「分かった、引っ越そう。」 はぁぁああああああ?????? 耳を疑うわ。 あれだけ家を探して無いからここに来たのだ。 どこに引っ越す金があるんだ? 今話しているのはそんな問題じゃない。 引っ越す前に出来ることが山ほどあるだろう。 警察に電話して巡回を頼むことがどうして出来ないんだ? その瞬間に再び屋根から音がした。 「いい加減自分で処理できないなら警察に電話しなさいよ!!!」 俺様は外に走り出て行ったまましばらく帰ってこなかった。 帰って来てからも庭で1人座り込みタバコを吸っていた。 怒りを静め落ち着きを取り戻した私が 家に入るように言っても聞かないので無視しておいた。 家に帰るとすぐにシャワーを浴び、寝る準備を始める俺様。 私はそのまま話を終わらせるつもりはなかった。 ベッドに入り込んだ俺様に話しかける。 「言うことはないの?私は一つだけ謝るわ。 家のことで、お金について言った言葉だけはごめんなさい。」 それでも俺様は何も言わずに無視をしていた。 その後も私が違う部屋から話しかけていると部屋から出てきた。 俺様の考えとしては警察に連絡をして 彼らが私たちに敵意を持つともっとひどくなると思うから それは避けたかったと。 そんなものは私にも分かっている。 でも、俺様が帰ってくるのは遅いのだ。 だったら頼むのはそこしかない。 巡回だけをどうしてもお願いして欲しかった。 そして2回目に出て行った後に彼らと何を話したのか聞いた。 すると近所の勉強場所の席を待っているんですとのこと。 そんなものが嘘なのも分かっているが、 どこから来たのかが分かっただけ、やりようがある。 まず、警察に連絡は今回はしなくてもいいけど、 その勉強場所の管理者を探すこと。 そして、その管理者にきちんと話をすることを約束させた。 俺様も自分の判断が甘かったことを少しは反省したようだ。 屋根が壊れるだけならまだいい。 ただ、火事になるようなことは絶対に避けたい。 昨日早速その勉強場所に二人で行った。 話をすると、この試験期間だけでも私たちが6人目だそうだ。 そりゃ、あんなのが家の近所でぶらぶらされてたんじゃたまらない。 管理はしているのかと聞くと、巡回しているという。 そんなものをしているところを見たことがない。 そして最後に言い訳を始めた。 人手が足りなくて自分たちも困っている。 今は区に報告をして人を集めようと思っている。 とりあえず今回はそういうなら仕方がないので、 巡回をもっときちんとするようにお願いしたが、 また何かあったら、すぐに乗り込みます。

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