「おおみそか」と「おおつごもり」の違いなんて
実は、全く違う意味だと思っていたのですが‥
なんと
なんと
「おおみそか」と「おおつごもり」
今年も「大晦日」まであと数日となった。
1年の最終日である「大晦日」は、
「おおみそか」とも「おおつごもり」とも読まれる。
現在では「おおみそか」のほうが一般的な言い方であろうが。
「みそか」は月の初めから30番めの日、
すなわち月の末日のことで、特に12月の末日を
「おおみそか」というようになったのである。
「つごもり」はツキコモリで、
月の光がまったく見えなくなるころをいったらしい。
陰暦ではそれは月の終わりごろにあたるので、
月の下旬や月の末日の意味になり、やはり年の最後の日を
「おおつごもり」と呼ぶようになったようである。
井原西鶴晩年の『世間胸算用(せけんむねさんよう)』には
「大晦日(おおつごもり)は一日千金」という副題が付けられていて、
居留守やけんか仕掛け、亭主の入れ替わりなどさまざまな手を使って
借金取りを追い返し、なんとか大晦日を切り抜けていこうとする
町人たちの生きざまが描かれている。
神永曉(かみながさとる)https://dokushojin.com/person.html?i=3239
1956年千葉県生まれ。元小学館辞典編集部編集長。
小学館では入社以来37年間、辞書ひとすじ。
担当した主な辞典は『日本国語大辞典 第二版』『現代国語例解辞典』など。
著書に『悩ましい国語辞典―辞書編集者だけが知っていることばの深層―』がある。
で
この話を読んで思い出しのが
大渡海
そう、
『舟を編む』の原作です。(三浦しをん著書)
もしかして、
神永曉さんの
話だったのかと‥