いちとれのくらし

2019/07/05(金)04:29

安岡正篤一日一言t 7月5日 格物とは事物を正しく把握すること

安岡 正篤(2786)

安岡正篤一日一言t 7月5日 格物致知(1) 山田方谷が春日潜庵からきた致良知論に復書して 「足下の言は致良知に専らにして格物に及ばず」とし、 王氏の学は誠意を主とする。致良知は誠意中の事に過ぎぬ。 そは必ず格物を以ってこれに配せねばならぬ。致良知でなければ、 誠意の工夫が出来ない。二者兼進してはじめて誠意を得る。 世の王学を唱える者は、大抵一にも二にも致良知と言って 格物の功を廃していることは遺憾なりと言う。 ※良知とは:人が生まれながらにもっている、是非・善悪を誤らない正しい知恵。 ※致良知とは:良知を最大限に発揮させること。良知はもと孟子の唱えたもので、王陽明はこれを陽明学の根本的な指針とした。 ※格物とは:「知識を得るには事物を正しく把握することが必要だ」という意味 ※格物致知とは(意味・使い方):物事の道理や本質を深く追求し理解して、知識や学問を深め得ること。 *安岡 正篤 おすすめの本(名言集):一日一言 六中観 [正篤 ] 忙中 閑有り。 苦中 楽有り。 死中 活有り。 壺中 天有り。 意中 人有り。 腹中 書有り。 甲寅正月 無以会同人 敬しんで呈す 亀井老契 座右 「私は平生窃(ひそ)かに此の観をなして、 如何なる場合も決して絶望したり、 仕事に負けたり、屈託したり、 精神的空虚に陥らないように心がけている。」と。 安岡 正篤(やすおか まさひろ) 1898年(明治31年)2月13日-1983年(昭和58年)12月13日) 陽明学者・思想家。 安岡には政界だけでなく、財界にも多くの心酔者がおり、 三菱グループ・近鉄グループ・住友グループ・東京電力など 多くの財界人をも指南していたとされる。 終戦時、昭和天皇自身によるラジオ放送の終戦の詔書発表(玉音放送)に加筆し 原稿を完成させたことから皇室からも厚い信頼を受けていた。 数々の伝説を残し、政界・財界・皇室までもが安岡を頼りにしていたことから 「昭和最大の黒幕」と評される。 安岡正篤一日一言 心を養い、生を養う ⇒ 安岡 正篤 一日一言@おすすめ本・名言集 人物を修める [ 安岡正篤 ] ‥

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