菜の花やはつとあかるき町はづれ 子規 花言葉は「快活」
菜の花やはつとあかるき町はづれ 子規1890年(明治23年)の作品です。菜の花のためにあるようなはつとあかるき‥との、先生の評です。2012年の菜花の収穫量は日本全国で約5,222トン (t) で、主産地は千葉県が1,958 t、徳島県が1,248 t、香川県が725 t菜の花は晩春の季語。与謝蕪村(1716-1783年)は、菜の花(堀田満によれば、在来種アブラナ)をいくつもの歌に詠みこんでいる菜の花や 月は東に日は西に菜の花や 鯨もよらず 海暮ぬ菜の花や 摩耶を下れば 日の暮るる (「摩耶」とは六甲山系の摩耶山のことと考えられる。眼下は神戸の海)菜の花を 墓に手向けん 金福寺なの花にうしろ下りの住居かな(一茶)菜の花の遙かに黄なり筑後川(夏目漱石)菜の花の花言葉は「快活」「明るさ」菜の花畑に入日薄れ‥歌詞の意味など ‥俳句の創始者、正岡子規は34年という短い人生で、苛烈な人生の中明るく愉快な句をなんと2万4千ほど詠んだとか‥(子規365日、夏井いつき)こんなにも無邪気で軽快で明るい子規がいたなんて──365日を俳人・正岡子規の365句で、まるごと味わおう! 愛媛在住、MBS「プレバト!!」俳句コーナー講師で大人気の著者が、34歳志半ばで逝った子規の世界をていねいに読み解く快著。夏井いつき(ナツイイツキ)1957年愛媛県生まれ。俳人。俳句集団「いつき組」組長。8年間の中学校国語教諭を経て俳人へ転身。94年「第8回俳壇賞」、2000年「第5回中新田俳句大賞」受賞。創作活動に加え、全国高等学校俳句選手権「俳句甲子園」の運営、MBS「プレバト!!」俳句コーナー出演など全国的に幅広く活躍。松山市公式俳句サイト「俳句ポスト365」、朝日新聞愛媛俳壇、愛媛新聞日曜版小中学生俳句欄、各選者。15年より初代俳都松山大使時候の挨拶一覧(3月初旬・中旬・下旬)‥