2012/03/13(火)02:08
ブラジル流大晦日の過ごし方
明けまして おめでとう ございます。
今年もよろしくお願いいたします。
さて、ブラジルでは 年末を海辺で過ごすのが正統派というか、ステイタスのようになっていて、海の別荘を持っている人はそこで過ごすし、持っていない人は親戚や友人のつてで居候させてもらうというのがスタンダードなパターンですね。
よって、年末の海へのびる高速道路は31日には渋滞が絶頂を迎えます。
中には仕事を終えて、海へ向かったはいいが、渋滞が凄くて、ビーチで年を迎えることが出来なかったという人も!
サンパウロに残る人は サンパウロメイン大通りのパウリスタで行われる、恒例の年末コンサートへ繰り出す・・・と言われますが、実際は人が集まるところ、常に物騒で事件に巻き込まれることも多し!なので、家で静かに過ごす人がほとんどなのでしょう。
我が家も実家でダンナの誕生日を祝い(12月31日生まれ)、0時にはデッキに上り、花火を鑑賞というのが お決まりのパターンです。
そして、ブラジル日系人及び、日本人にとってお決まりの大晦日の過ごし方といえば、ずばり、
紅白歌合戦
でしょうな。
ケーブルテレビでNHKが流れているので、紅白を鑑賞することが出来るのです。
しかし、時差が12時間あるので、大晦日の朝の放送になってしまう・・・というのが どうも年越し感が出ないのが事実。(汗)
しかも、見終わった大晦日の午後は もう大晦日って感じがしないんですね。(笑)あれ、まだ31日か~ってとぼけた感じになるのは否めません。
ま、この紅白で、日本にいない分のミュージックシーン情報を無理矢理把握しようとするのです。
今年の感想は・・・
* 松浦亜弥&DEF.DIVAモーニング娘。・・・松浦亜弥とミキティ、ゴマキなど無理矢理引っ付けたのが違和感。
踊りが激しすぎて、これまた違和感。名前よく聞くけど、彼女たち本当に売れているの?
* 氣志團・・・バラエティ番組の企画モノのユニットなんだろうなと予測しましたが、番組内で非常に受けても、紅白では頑張れば頑張るほど薄っぺらくなってしまうとこが寂しい・・・
* BoA・・・ブラジルでも知名度高し。(注:日系人とかアニメファンにね)ビデオクリップでみる華やかさとカッコよさが 紅白の舞台にのぼった途端、口パクが気になっちゃったり、こじんまりしちゃったりするんですよね、毎回。
* ゴスペラーズ・・・メインボーカルの人が 途中でちょっぴりかすれ声になってましたね。これ以上かすれないようにと はらはらと見守っていたり。
* 森山直太朗・・・彼には さくらのように独唱がはえるような気がしました。母親とのサトウキビ畑はよかったですね。
毎回アホみたいに涙流しています・・・。
* 藤あや子・・・いつも変わらず色っぽい方ですね。
でも、ブラジル人には受けない。こういうのが日本美人なんだと説明しても、フーン、違うねという感想。
* 美川憲一・・・歌はさすがでしたが、だんだん美輪明弘さん化しているような・・・。派手好きさから、全てのディティールにぴかぴかを選択してしまい、結局どのディティールも目立たず、ただの派手な人にしか見えないという着こなしの失敗例~て感じでした。
* 倉木麻衣・・・売れているのに、物凄く普通の高校生OR大学生って感じですね。装いも。一時は宇多田ヒカルに歌い方が似ていると言われていたのに、今はそういう感じが全然しませんね。
* 前川清・・・歌手紹介を間違われて、かわいそうでした。
彼の表情を変えずにコシのある歌い方というのが好きだという、日系カラオケ少年ファンがいますので、注意して見てしまいました。なるほど、歌い方がクールだわ。
* 島谷ひとみ・・・杏里を髣髴させる雰囲気でした。
* 平原綾香・・・こういう歌手は人は変われど、昔から全然変わりませんね。
* 鳥羽一郎、山川豊・・・それにしても、演歌歌手は東北方面出身が多いですな。
* スキマスイッチ・・・この人たち、コメディアン?どれとも、アーテイストなんですか?グループ名がコントドゥオのようなので、そう思ったんですが、電子ピアノひいてるし、ギターも弾いちゃってるし、難しい音階も歌っちゃってるから、やっぱりアーテイストなのかな?
* TOKIO・・・毎年出ますね。曲、売れているんですか?ボーカルの人はドラマに出てるときのほうが好きです。
* CHEMISTRY・・・チャゲ&飛鳥、現代版?
* 大塚愛・・・彼女、かわいいから男性ファンがCD売り上げに加担してるんですか?何で売れているのだろうか・・・。
* さだまさし・・・タイムリーな広島でした。彼の語りかけるような歌い方は心に響くから意外と好きだけど、もっと身近な題材を取り扱った歌のほうがジーンと来るなあと思いました。
* 倖田來未・・・「エロかっこいい」なんて言ってるから、びっくりたまげました!なんじゃ、そのかっこ悪い褒め方は。しかも、ステージではエロさも感じられなかったし。あとで、彼女は今年話題になった人なんだって知りましたです。
故本田美奈子さん現代版ですか??時代は繰り返す・・・。
* Def Tech・・・白人がいますね~。おもろいもんで、紅白に違う人種が出ると、凄く目立つし、違和感ですね。アメリカの音楽の祭典だったら、オーストラリア人が出ようと、メキシコ人が出ようと普通って感じしますが、紅白にでる外国人は 目立つし、関心も強いようですが、完全によそ者だと区別してますよね。仲間じゃないって感じ。それが島国??(でも、イギリスはミュージックシーンの歴史と規模が違うからかちがうか)
* 浜崎あゆみ・・・彼女の衣装、ロマロマ(ロマンティック)というより、造花造花していたような気がします・・・。
* 氷川きよし・・・初めて出てきたときは「なんじゃこいつ?でっかいファー襟巻き巻いて、演歌を若者にも浸透させる魂胆か。」なんて思ったものですが、段々大御所に近づきつつありますね。頑張りやサンで根性ありそうな性格が顔に表れて、いい表情をしていました。カッコいいね。
* ゴリエ・・・氣志團及び、去年のマツケンサンバ同様、ステージ演出に気合を入れれば入れるほど、反比例してチープにしらけていく・・・といったいい例でした。
* WaT・・・この二人のアイドル然した笑顔が何かを髣髴させるんですが~。昔、紅白に出てきたメタリックな音楽を奏でていた二人組の青年達・・・なんだったっけ、名前。
左側の白人(ハーフ?)、ケンケン(息子)の友達の母親に激似!!
* 小林幸子・・・彼女の場合、衣装と言うより、舞台セットと言った方が正しいような感じがしますが、いかが?
* T.M.Revolution・・・今回は あんまりチビって感じしませんでした。
ところで、何でスターウオーズなんだろう・・・。
* 一青窈・・・深津絵里っぽかったですね。
衣装がかわいかったなー。旦那は なんか表情が変だと言っておりました。
* グループ魂・・・強烈でしたね。ボーカルの人、コメディアンですか?
外国人力士を捕まえるとこなんか、「興味津々だけど、自分たちとはベツモノ」の感情が無意識に顕著に現れた例だなーと思いました。
* aiko・・・レトロな雰囲気の女性ですね。JUDY&MARYの女の子を思い出してしまった・・。
* 山崎まさよし・・・中継って、「紅白の連帯感とか、義理の付き合い的応援合戦には死ぬほど参加したくない。」って本心、みえみえですね。中継先、都内だしね。ま、私もアーテイストだったら、絶対同じだな。
* ポルノグラフィティ・・・実は初めて聞きました。ラテン風でしたね。
* AI・・・コギャルとか、ヤマンバとか、そういうんじゃないんでしょ?
黒人風の声が出るなんて、珍しいですね。ハーフですか?
*夏川りみ・・・彼女、ああいう感じでしたっけ?毎年見てるはずなのに、記憶にない・・・。ブラジルで(日系界で)、結構知られています。
* 松任谷由実 With Friends Of Love The Earth・・・松任谷由実さん、美人ですねー。知りませんでした。
* 渡辺美里・・・この曲、物凄く好きだったんです。彼女の意志の強そうな声も、大ファンでした。それでも、彼女のかわいかったルックスの変貌振りには、ちょっぴりショック。
* m-flo loves☆Akiko Wada・・・折角の和田アキ子の歌が聴けないでわないですか。
* 中島美嘉・・・彼女、死人みたいですね・・・。
* 北島三郎・・・この人、全然変わりませんね。雪吹雪が凄かった!!
* 天童よしみ・・・格好よかったですね。
* SMAP・・・皆の人気者ですが、私には曲の良さが分かったためしがないです・・・。
と、浦島タロ子の紅白鑑賞の感想でした。
夜は 実家のデッキにあがり、花火鑑賞しました。
花火・・・、普通の花火好きな市民が 勝手に花火準備して、11時ごろからバンバン鳴らし始めるのですが、10年前からずいぶん進化しましたよ~。
昔はせいぜいアパート4階ぐらいまでの高さまでしか上がらない、爆竹花火だけでした。音だけバチバチと迷惑にうるさく、白い光がちかちかと激しく点滅するだけでしたが、今年は凄い!
花火大会の小型版ともいっていいほどの、ドンとアパートの15階以上の高さに上がって、パッと散り、散った光が何色にもきらきら輝いたりする、小技の光った花火が連続して打ち上げられました。
それを眺めながら、
「こんなにたかが花火ごときに散財する人の顔を見てみたい。」
と思い、見に行ってみました。(笑)
すると、普通車と、業務用トラックが 近所の広場内に停められてあり、特別凄い金持ちというわけではなさそう。
せいぜい、自営でぼちぼち儲かっているといった感じの人。
身なりは白いランニングにだらしない半パン、スリッパといったいでたちの気どらない人たちでした。
さすが、カーニバルの国、自分の趣味に一年に一度散財して、自己満足しているのでしょう。あまりそんな人、日本にいませんよね。
それどころか、家前で花火をするだけでも、「煙が飛んで迷惑になる」と規制されているぐらいですよね。